特集:最先端IT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2009」
2009年10月14日
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●NHK・JEITA/
近未来体験空間。~放送の過去から未来~ 5.1chサラウンドや3Dシアター、スーパーハイビジョンシステムなど、近未来の放送技術を展示。入場制限が出るほどの人気展示となった。
入口からは、高度経済成長前夜から現在に至るまでの放送の楽しみ方の変遷を辿る。
■車載テレビ アナログ/デジタル比較 走行時の自動車内でのアナログ/デジタル放送の受信状態を撮影したものを上映。デジタル放送であれば、移動中でも鮮明な映像が楽しめることが分かる。
■地デジのサービス・送受信技術 ハイビジョン、ワンセグ、緊急地震速報、携帯端末向けマルチメディア放送といったデジタル放送のサービスや、東京スカイツリー、中継局、ギャップフィラー、共聴施設といった送受信の技術を、模型で分かりやすく展示。
■3D立体ハイビジョン NHKと宇宙航空研究開発機構(JAXA)が月周回衛星「かぐや」に搭載したハイビジョンカメラで撮影した映像をもとに、3Dに変換して製作。月面の凹凸がリアルに眼前に迫ってくる。
■スーパーハイビジョンシステム 縦横ともにハイビジョンの4倍にあたる7680×4320の画素数を持った超高精細映像と、22.2マルチチャンネルによる高臨場感音量で構成。映像とは思えないリアルな画・音に来場者たちは目と耳を疑った。
●ライフコンテンツ フロンティア
(コ・フェスタ特別企画展示) コンテンツを人間の感性に作用して感受される情報、システム、サービス、環境・空間にまで広げた幅広い視点から捉え、様々な分野の企業がコンテンツ技術を活用することで広がる、その新たな役割と可能性への取り組みを提示。ユーザの立場に立った「ひと」と「暮らし」に優しいインターフェースによるコンテンツの活用や技術などを、具体的な形で提案した。
■ヤマハ「VOCALOID」 歌詞と音符を入力するだけで、自然な歌声を合成することができる「歌声合成技術」。実際の人間の声から取り出した歌声の断片を滑らかに繋げることで歌声を作り出している。
実際の歌声を聴くために、ステージには大勢の人だかりができた。
■CRISTAL Control of Remotely Interfaced Systems using Touch-based Actions in Living spacesの頭文字を取ったもので、部屋の様子をテーブル上に表示し、これを仮想的に操作することで、実際の部屋にある家具・家電を直感的に操作できる。
システム内にはDVDや写真などのコンテンツが保存され、ユーザーはテーブル上にあにあるテレビやデジタルフォトフレームなどに触れることでコンテンツの再生などができる。部屋の中に設置された照明やスピーカー、ロボット掃除機の操作も可能だ。
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