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『ダークナイト』スピンオフ「ゴッサム」第1話の感想 (vol.247)

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『ダークナイト』スピンオフ「ゴッサム」第1話の感想 (vol.247)

2015年01月23日

『ダークナイト』3部作のスピンオフドラマ「GOTHAM/ゴッサム」の第1話試写会が今週、マスコミ向けに開催されました。私も参加してきたので、その感想をサラッと書きたいと思います。(多少ネタバレがあるのでご注意を)

映画ではゲイリー・オールドマンが演じていたゴードン警部補。彼が新米刑事だった頃(演じるのはベン・マッケンジー)を描くのがこのドラマです。枯れた感じのオールドマン版ゴードンに比べ、けっこうガタイがいいのが今回の若きゴードン。しかし、見た目は違っても、ブレずに正義を貫く性格は同じです。

冒頭から、のちのバットマンことブルース・ウェイン少年も登場します。通り魔強盗に両親を殺害されるショッキングな場面から始まり、そこにゴードン刑事が駆けつけ、ブルース少年と対面することに。ダークナイト伝説の幕開けとも言えるシーンでしょう。

その真面目一辺倒のゴードンとコンビを組むのが、荒くれ者のベテラン刑事ブロック。バディものの例に漏れず、まずは性格の違う2人のいがみ合いから始まり、様々な事件を乗り越えていく中で信頼関係を築いていく模様です。

富豪のウェイン夫妻が殺されたことで、ただの通り魔事件ではないと感じとったブロックは捜査におよび腰ですが、ゴードンは「そんなの関係ねえ」とばかりにブルース少年に犯人逮捕を約束します。かっこいいですね~。「この事件はヤバいから手を引けって!」と説き伏せようとするブロック。心に正義を煮えたぎらせて真犯人を追及するゴードン。2人は衝突しながら、真相に迫っていきます。

のちのキャットウーマンとなる少女や、悪役ペンギンこと若きオズワルドも出てきます。当然ですが、バットマンの世界観とリンクさせることに重きを置いていることが窺えます。

その世界観に欠かせないのが、架空都市のゴッサム・シティ。映画に出てくる街は荒廃が進んでいますが、このドラマの冒頭では夜景の美しい巨大都市が映り、その様子を感じさせません。しかし悪と不正は確実に拡大しつつあり、このドラマを通して、いかにゴッサム・シティが荒れ果てていくのかが描かれるようです。

『ダークナイト』シリーズをお好きな方は、これは見ずにはいられないでしょう。主要キャラクターや街の「始まり」が明らかになるわけですから、見れば映画版の深みも違ってきます。しっかり作り込んでいる感じもしますし、たぶん期待を裏切らないと思います。

DVDは夏に発売予定。お見逃しなく。



では、金曜日なので最後に恒例の競馬予想。今週はAJCCです。ゴールドシップは買わざるを得ませんが、穴にマイネルフロストを挙げます。この馬が来る時は内で脚を溜めてしぶとく伸びてくるパターン。今回は内枠を引いたので、それが可能でしょう。金杯を叩いて、体調も上がっていると思います。

平池アイコン(サイト用).gif平池由典(ひらいけ・よしのり) 映画部記者 兼 サイト事業部所属
 映画・DVDの取材を担当しています。“宇宙人が攻めてくる系”映画が大好物。趣味は競馬と映画鑑賞。当コーナーでは、競馬と映画を中心に自由につぶやいていきますので、良かったらご覧ください。

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