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札幌記念の感想 (vol.200)

平池記者の「競馬ときどき映画」

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札幌記念の感想 (vol.200)

2014年08月25日

いや~良いレースでしたね札幌記念。ハープスターとゴールドシップのマッチレース。馬券を外したガッカリ感も、こういう競馬を見た後は満足が上回ってしまいます。

特に、勝ったハープスターは非常に大きい1勝でしょう。これまで直線一気の一辺倒だったのが、今回は初めて見せた早めスパートでの押し切り。競馬のスタイルに幅が出ました。そして、ばっちりと洋芝にも対応したことで、凱旋門賞に向けてパーッと視界が開けたような気がします。陣営によれば、体調はまだ7分程度だったとか。その状態でゴールドシップを負かすのだから末恐ろしい3歳牝馬です。激走の反動さえなければ、10月のロンシャンも大いに期待できるでしょう。

ちなみに、3歳牝馬の札幌記念制覇はサンエイサンキュー以来22年ぶり。しかも、当時の札幌記念はG3のハンデ戦で、今とはレースの性格が違います。G2に格上げされ、真夏の最重要レースとなってからは初の快挙。う~んやはり怪物級ですね。

一方のゴールドシップですが、道中はひやひやしました。横山騎手とのコンビが好調だからと言って、今後も馬券を買う時に全幅の信頼を置けるタイプではないと思います。それはともかく、3コーナーからのスパートはさすが。一気にマクっていく迫力にはシビれました。わずかにハープを捉えられなかったのは斤量差が大きいでしょうし、ゴールド自身はよく走っています。凱旋門賞はそれほどハイペースにならないでしょうし、今回ほど馬群から置かれることもないでしょう。ハープ同様、いやハープ以上に凱旋門では期待できると思います。

個人的に驚いたのはホエールキャプチャの3着。本当に強いですねこの馬は。2歳時からレースの数も使っていますし、大敗続きの時もありながら、6歳になって牡馬とも好勝負するようになり、さらにパワーアップしている感じがします。

私が本命にしたラブイズブーシェは4着。内から馬群を縫って進出する良い競馬でしたが、現時点では力負けの印象。G1を勝つにはもう1つ2つステップアップが必要に思います。


平池アイコン(サイト用).gif平池由典(ひらいけ・よしのり) 映画部記者 兼 サイト事業部所属
 映画・DVDの取材を担当しています。“宇宙人が攻めてくる系”映画が大好物。趣味は競馬と映画鑑賞。当コーナーでは、競馬と映画を中心に自由につぶやいていきますので、良かったらご覧ください。

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