地味だけど、ちょっとした偉業に気づいてしまいました。
今年の中央競馬、これまでにG1(平地)は全部で9レース行われましたが、なんと全てサンデーサイレンス系種牡馬の産駒が優勝しているのです。
内訳は以下の通り。
フェブラリーS=ゴールドアリュール(コパノリッキー)
高松宮記念=ダイワメジャー(コパノリチャード)
桜花賞=ディープインパクト(ハープスター)
皐月賞=フジキセキ(イスラボニータ)
天皇賞春=ステイゴールド(フェノーメノ)
NHKマイルカップ=ディープインパクト(ミッキーアイル)
ヴィクトリアマイル=ディープインパクト(ヴィルシーナ)
オークス=ハーツクライ(ヌーヴォレコルト)
ダービー=ハーツクライ(ワンアンドオンリー)
いや~…。見事にサンデーばっかりですね。これは史上初めてのことです。過去をさかのぼると、最初のフェブラリーSでだいたいサンデー系以外が勝ち、いきなり記録が途絶えています。最も続いたのは2003年。この年はフェブラリーSから皐月賞まで4戦連続でサンデー直仔が制し、天皇賞春で連勝がストップしています。(止めたのはサッカーボーイ産駒ヒシミラクル)
今年はちょっと異常事態というか、さすがに血統の偏りを心配してしまいますが、今はサンデー系牝馬に種付けできるように、海外から有望な種馬が続々輸入されていますからね。いずれ緩和されることでしょう。
さて、この記録はいつまで続くのか。今週は安田記念です。出走17頭を見てみると、なんと13頭がサンデー系種牡馬の産駒。最有力のジャスタウェイを筆頭に盤石の布陣なので、連勝を「10」に伸ばす可能性は非常に高そうです。
金曜日なので、そのまま恒例の競馬予想に移ります。ジャスタウェイが勝つと思いますが、それじゃ配当的に面白くないので、2、3着の穴候補としてフィエロを推します。G1馬が9頭もいますが、今好調な馬は意外と少ない。フィエロは実績的には見劣りますが、勢いは今回の出走メンバーの中でも上位です。重馬場で2戦2勝というのも心強いですし、岩田騎手なので1発あると見ています。