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史上初、日本ダービーまでGI勝ちは全部サンデー系産駒 (vol.169)

平池記者の「競馬ときどき映画」

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史上初、日本ダービーまでGI勝ちは全部サンデー系産駒 (vol.169)

2014年06月06日

地味だけど、ちょっとした偉業に気づいてしまいました。

今年の中央競馬、これまでにG1(平地)は全部で9レース行われましたが、なんと全てサンデーサイレンス系種牡馬の産駒が優勝しているのです。

内訳は以下の通り。
フェブラリーS=ゴールドアリュール(コパノリッキー)
高松宮記念=ダイワメジャー(コパノリチャード)
桜花賞=ディープインパクト(ハープスター)
皐月賞=フジキセキ(イスラボニータ)
天皇賞春=ステイゴールド(フェノーメノ)
NHKマイルカップ=ディープインパクト(ミッキーアイル)
ヴィクトリアマイル=ディープインパクト(ヴィルシーナ)
オークス=ハーツクライ(ヌーヴォレコルト)
ダービー=ハーツクライ(ワンアンドオンリー)

いや~…。見事にサンデーばっかりですね。これは史上初めてのことです。過去をさかのぼると、最初のフェブラリーSでだいたいサンデー系以外が勝ち、いきなり記録が途絶えています。最も続いたのは2003年。この年はフェブラリーSから皐月賞まで4戦連続でサンデー直仔が制し、天皇賞春で連勝がストップしています。(止めたのはサッカーボーイ産駒ヒシミラクル)

今年はちょっと異常事態というか、さすがに血統の偏りを心配してしまいますが、今はサンデー系牝馬に種付けできるように、海外から有望な種馬が続々輸入されていますからね。いずれ緩和されることでしょう。

さて、この記録はいつまで続くのか。今週は安田記念です。出走17頭を見てみると、なんと13頭がサンデー系種牡馬の産駒。最有力のジャスタウェイを筆頭に盤石の布陣なので、連勝を「10」に伸ばす可能性は非常に高そうです。


金曜日なので、そのまま恒例の競馬予想に移ります。ジャスタウェイが勝つと思いますが、それじゃ配当的に面白くないので、2、3着の穴候補としてフィエロを推します。G1馬が9頭もいますが、今好調な馬は意外と少ない。フィエロは実績的には見劣りますが、勢いは今回の出走メンバーの中でも上位です。重馬場で2戦2勝というのも心強いですし、岩田騎手なので1発あると見ています。


平池アイコン(サイト用).gif平池由典(ひらいけ・よしのり) 映画部記者 兼 サイト事業部所属
 映画・DVDの取材を担当しています。“宇宙人が攻めてくる系”映画が大好物。趣味は競馬と映画鑑賞。当コーナーでは、競馬と映画を中心に自由につぶやいていきますので、良かったらご覧ください。

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