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オルフェーヴルを超える暴走!(vol.13)

平池記者の「競馬ときどき映画」

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オルフェーヴルを超える暴走!(vol.13)

2013年04月25日

 もう先週末の東スポで大きく報道されたので、ご存じの方も多いでしょう。ただ、知らない方のため、ここで改めてご紹介します。

 昨年、オルフェーヴルが阪神大賞典でレース中に突如逸走、馬群から大きく離れてしまい、一時ドンジリになったにも関わらず、再加速して2着に食い込んだレースがありました。競馬ファンの間で大きな話題となりましたね。

 しかし、アメリカにもっと凄いレースをやらかした馬がいたのです。

 その名は「スパイサーカブ」。オルフェとは違い、格下のレースではあるのですが、んまあ破天荒な競馬ぶり。

 スタートから先手を奪い、快調に逃げるスパイサーカブ。向正面では後続を引き離しにかかり、一時は圧勝かなと思わせるのですが…

 3コーナー過ぎから突如外に逸走! まさにオルフェのあのシーンを彷彿させます。そこから軌道を修正し、4コーナーでは再度先頭に並びかけます。ここまではオルフェの競馬ソックリ。

 ところが、ここからが超ド級。スパイサーカブは金ちゃんもビックリの横っぱしりで、またまたどこかに飛んでいってしまいます。

 ライバルたちが真っ直ぐとゴールに向かう中、スパイサーカブは外ラチの方まで突っ込んでいったのです。しかも、その外ラチ付近には片付けられていた発走用のゲートが…。

 一つ間違えば大事故でしたが、幸運にも外ラチとゲートの間に隙間があり、スパイサーカブはそこをすり抜けます。

 普通ならレースなんてとんでもない。すぐ競走中止だと思うのですが、ここからスパイサーカブはなんともう1度ライバルたち目がけて突っ込んでいくのです。

 しかも、スパイサーカブのジョッキーはどこかで両足のアブミが脱げたらしく、完全に尻だけで乗っている状態。とにかくムチャクチャですが、なんとゴール前急追し、勝ち馬とほとんど並んで2着でゴールインしたのです!

 こんなレース見たことない! 競馬ファンはもちろん、そうでない方でも絶対面白いと思うので、ぜひ見てください。

 一応、ユーチューブのリンクを張っておきます。すでに10万回以上再生され、大人気のようです。

http://www.youtube.com/watch?v=FbH3N5VJzBE




平池アイコン(サイト用).gif平池由典(ひらいけ・よしのり) 映画部記者 兼 サイト事業部所属
 映画・DVDの取材を担当しています。“宇宙人が攻めてくる系”映画が大好物。趣味は競馬と映画鑑賞。当コーナーでは、競馬と映画を中心に自由につぶやいていきますので、良かったらご覧ください。



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