もう先週末の東スポで大きく報道されたので、ご存じの方も多いでしょう。ただ、知らない方のため、ここで改めてご紹介します。
昨年、オルフェーヴルが阪神大賞典でレース中に突如逸走、馬群から大きく離れてしまい、一時ドンジリになったにも関わらず、再加速して2着に食い込んだレースがありました。競馬ファンの間で大きな話題となりましたね。
しかし、アメリカにもっと凄いレースをやらかした馬がいたのです。
その名は「スパイサーカブ」。オルフェとは違い、格下のレースではあるのですが、んまあ破天荒な競馬ぶり。
スタートから先手を奪い、快調に逃げるスパイサーカブ。向正面では後続を引き離しにかかり、一時は圧勝かなと思わせるのですが…
3コーナー過ぎから突如外に逸走! まさにオルフェのあのシーンを彷彿させます。そこから軌道を修正し、4コーナーでは再度先頭に並びかけます。ここまではオルフェの競馬ソックリ。
ところが、ここからが超ド級。スパイサーカブは金ちゃんもビックリの横っぱしりで、またまたどこかに飛んでいってしまいます。
ライバルたちが真っ直ぐとゴールに向かう中、スパイサーカブは外ラチの方まで突っ込んでいったのです。しかも、その外ラチ付近には片付けられていた発走用のゲートが…。
一つ間違えば大事故でしたが、幸運にも外ラチとゲートの間に隙間があり、スパイサーカブはそこをすり抜けます。
普通ならレースなんてとんでもない。すぐ競走中止だと思うのですが、ここからスパイサーカブはなんともう1度ライバルたち目がけて突っ込んでいくのです。
しかも、スパイサーカブのジョッキーはどこかで両足のアブミが脱げたらしく、完全に尻だけで乗っている状態。とにかくムチャクチャですが、なんとゴール前急追し、勝ち馬とほとんど並んで2着でゴールインしたのです!
こんなレース見たことない! 競馬ファンはもちろん、そうでない方でも絶対面白いと思うので、ぜひ見てください。
一応、ユーチューブのリンクを張っておきます。すでに10万回以上再生され、大人気のようです。
http://www.youtube.com/watch?v=FbH3N5VJzBE