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皐月賞回顧&ダービー展望 (vol.8)

平池記者の「競馬ときどき映画」

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皐月賞回顧&ダービー展望 (vol.8)

2013年04月15日

 昨日の皐月賞はさんざんな結果でした…。当欄で本命候補として挙げたレッドルーラーは、まさかの大差シンガリ(ビリ)負け。途中で走り方がおかしくなったらしく、最後は流してゴールインでした。トホホです。まあ馬は無事だったようで何よりですが。

 一方、勝ったロゴタイプは強かったですね。前走もそうでしたが、大方の予想を裏切る強さで、気がつけば4連勝! 混戦混戦と言われる今年の牡馬クラシック戦線ですが、実はロゴの圧倒的な1強世代かもしれません。順当なら次の日本ダービーもこの馬で堅いでしょう。

 2着エピファネイア、3着コディーノも、上位人気に相応しい結果でした。ただ、個人的にはこの2頭はダービーでは「?」が付きます。今回の皐月賞は1000mが58秒のハイペースにも関わらず、この2頭は引っかかっていました。2000mの皐月賞でこれじゃあ、2400mのダービーはもたないのでは…。特にコディーノは2歳戦で圧倒的な強さを見せていたにも関わらず、3歳戦は精彩を欠いており、少し成長力(特に気性面)が乏しい印象。

 4着カミノタサハラは、コーナーリングが苦手な感じでしたから広い東京のダービーでは巻き返し必至でしょう。ただ、現時点でロゴタイプを逆転するまではどうでしょうか。

 5着以下はさらに逆転が難しい印象ですが、後方から伸びたテイエムイナズマ、マズルファイヤー、メイケイペガスターあたりは面白いかもしれません。テイエムは、デイリー杯優勝で皐月6着がボールドエンペラー(ダービー2着)と同じ。マズルは巨漢馬なので広いコースが合うでしょうし、メイケイは今回は折り合いがついていたので、次も楽しみです。


 さてダービーですが、基本的には皐月賞上位組と、武豊騎乗のキズナの戦いになってくる気がします。上記の通り「順当なら」ロゴタイプが強いと思います。

 ただ、今回の皐月賞は1分58秒0のレコード決着。馬場状態もさほど良くない中、これだけの高速レースを経験した後は、やはり馬の疲労が心配です。速いタイムで決着した皐月賞は、ダービーに繋がらないというジンクスもあります。まずはこの中間、しっかり馬の状態を見極めたいところです。

 個人的にはマズルファイヤーに注目。今回は差しの競馬になりましたが、本来マイペースでのびのびと先行させればしぶといタイプ。ホワイトマズル産駒の先輩アサクサキングスに続いて、ダービーでの好走に期待したいです。



平池アイコン(サイト用).gif平池由典(ひらいけ・よしのり) 映画部記者 兼 サイト事業部所属
 映画・DVDの取材を担当しています。“宇宙人が攻めてくる系”映画が大好物。趣味は競馬と映画鑑賞。当コーナーでは、競馬と映画を中心に自由につぶやいていきますので、良かったらご覧ください。



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