ギャガ「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」、雨模様の初日
2009年06月06日
ギャガ・コミュニケーションズ配給「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」の初日舞台挨拶が6月6日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、主演の一人、木村拓哉が登壇した。
本作は、アメリカのジョシュ・ハートネット、韓国のイ・ビョンホン(写真下)、そして日本の木村と、各国を代表する“美しき男たち”が競演した、トラン・アン・ユン監督の衝撃のノンストップ。サスペンス。公開に先駆けて5月27日に実施された東京ミッドタウンでのワールドプレミア・イベントも大きな注目を集め、日本で世界最速公開された。
初日舞台挨拶付きチケットは即完売。作品のタイトルに相応しく当日は雨模様となったが、劇場内は異様な熱気に包まれ、上映後、木村が登場すると女性客からわれんばかりの歓声が飛んだ。
木村はそんな歓声の中でもひとり落ち着きをはらい、「今日からこの作品は皆さんのものになりました。観た後のお客さんの前での舞台挨拶ということで、劇場の空気がどうなっているのか想像し辛かったけど、皆さんの中の感情はそれぞれ違うと思う。でも、今のボクには(劇中で受けたような)“キズ”はないです(笑)」と挨拶し、会場を盛り上げた。※写真上、イ・ビョンホン場面写真(C)Lam Duc Hien,Photographer
また、MCから難しい役柄で大変だったのではないかとの質問に、「十字架が象徴する作品の中での役だったので、自分がそういう立場(救世主?)に立っていいか疑問もあったけど、本番を迎えるまで、沢山のスタッフのサポートがあったので大変だという感覚はなかった」とした。
ジョシュ、ビョンホンとの競演に対しては、「それぞれその国を代表する方だったが、3人の雰囲気はもの凄く普通だった。ワルガキが3人集まっているような空間になっていた」と説明した。
そして、「いろんな感想をそれぞれが持ってもらったと思うが、ボクは劇場で観てくれただけで嬉しい。でも、一度で理解できなかったら、もう一度劇場で観て欲しい」とメッセージを送った。
最後のフォトセッションでは、作品タイトル、さらには劇中での印象的なシーンにも登場する【RAIN】=【雨】にちなみ、客席中央の中通路にて、黄色いポンチョを着た観客をバックに、傘を持った木村が立って撮影が行われ、場内が一体となった。