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東映太秦映画村、9月15日リニューアル開業

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東映太秦映画村、9月15日リニューアル開業

2011年09月12日

 東映は今月15日、京都・太秦の「東映太秦映画村」をリニューアル開業する。

 今回は開村以来、30億円を投資する初の大規模の再開発。ポイントは、(1)京都撮影所正門隣に映画村新ゲート(撮影所口)を新設(これによりJR嵯峨野線・太秦駅から従来徒歩13分かかったものが5分に短縮された) (2)新アトラクションを新設(A:からくり忍者屋敷=どんでん返し、隠し通路などのからくりを利用して出口を目指す体験型アトラクション、B:アニメミュージアム=東映アニメーションの歴史を紹介し、アニメのできるまでを体験できるミュージアム、C:浮世絵美術館=大江戸文化を象徴し、海外でも人気のある浮世絵を紹介する展示施設)――の新設が中心だ。

 同映画村は1975年、東映の京都撮影所内に時代劇をメインとした映画のテーマパークとして開村。1982年の年間観客動員261万人・売上61億円をピークに、78年から94年まで16年間200万人を維持し続けたが、その後減少し2000年には100万人を割り、昨年は80万人を割るところまでダウン。映画村の存続が危ぶまれていたが、2年前より「もう一度、再生させよう」(東映福原英行専務取締役)と、岡田裕介東映社長の指示により、時代劇中心の映画村から “東映の映画村” をコンセプトに、東映が誇る映像資産である「仮面ライダー」や「戦隊シリーズ」、東映アニメーションの「ワンピース」や「プリキュア」のアトラクションを導入し、年間動員100万人突破を目指す。ターゲットは、従来通り小~高校の修学旅行生を中心に、外国人を取り込む。震災・原発の影響から外国人の旅行客は減少していたが、ここにきて欧米人は3.11以前の状況に戻りつつあり、中国や韓国などアジア圏の旅行客の増員を働きかけていく。

 なお、今回のリニューアルは前述の他、パディオスの改修や京都撮影所のプロダクションルーム・美術倉庫の新設などリニューアル、第2弾リニューアルとして「お化け屋敷」を12年3月に新築移転する。

(代表取締役社長:指田 洋)

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