映画美学校が1997年の開校以来、初めてとなるオープンキャンパスを7月23日(土)に東京・渋谷の同校で開催する。まずは、ドキュメンタリー・コース志望者に向けて実施。同コース講師を務める筒井武文、諏訪敦彦、是枝裕和の各監督による授業を実際に体験することができる。
昨年11月に校舎を移転した同校。今年5月からはアクターズ・コース、脚本コースを開設するなど、過去14年で培った映画作家育成の伝統を継承しながらも新展開に意欲的に取り組む。オープンキャンパスの開催もそのひとつ。今後、さらに幅広く受講生を募集していく。
初のオープンキャンパスでは、ドキュメンタリー・コース初等科(2011年度は9月14日開講)の授業を見学することができる。当日は、今年度修了作品に対し最終講評が行われる。作品は、9月の完成を目指し仕上げ前の段階。緊張感ただよう中、筒井、諏訪、是枝の各監督からは鋭い講評が予想され、入学希望者にとっては刺激的な時間となりそうだ。
講師は都合により変更になる可能性あり。定員は先着順30名で、まだ若干の余裕あり。申込みは、info@eigabigakkou.com まで。件名を「7/23オープンキャンパス参加希望」として、本文に名前、性別、年齢、住所、メールアドレスを明記。その他、詳細は公式サイトで。
なお、当日講評されるドキュメンタリー4作品は、以下のとおり
「糸とともに(仮)」=手織り手法のひとつである“さをり織り”ができるまで(約30分)
「Globes:The Model of Our Ship(仮)」=地球儀ができるまで(約30分)
「MAKING OF MANGA(仮)」=小学館IKKI連載の土屋雄民「ガギグゲキッコ」単行本ができるまで(約30分)
「浜辺の巨大生命体へ‐『大人の科学』の挑戦(仮)」=「大人の科学」付録、テオ・ヤンセンのビーストができるまで(約30分)