歌手、小室等とあがた森魚が15日、東京・新宿区のタワーレコード新宿店7階イベントスペースでベルウッド・レコード40周年記念コレクション(CD)の発売を記念したトーク&ライブを開催した。
日本のフォーク・ロック黎明期を支え、後のJーPOP、ROCKの発展に大きな影響を与えたベルウッド・レコードが1972年に誕生してから今年40周年を迎えた。
これを記念して、はっぴいえんど、大瀧詠一、細野晴臣ほか錚々たるラインナップの当時の音源を、当時のプロデューサーである三浦光紀氏が史上初めて総監修、リマスタリングを施しリイシュー。CD全40タイトル「Bellwood 40th Anniversary Collection」(価格:1枚1500円、2枚組2000円)とCD全11タイトル「Bellwood 40th Anniversary Collection〈40周年特別企画紙ジャケコレクション〉」として10月3日キングレコードから同時発売された。
この日のイベントは、両コレクションの発売を記念して行われたもので、ベルウッド・レコードに重要な作品を残してきた小室等とあがた森魚が出演。小室は「この40タイトルをみてあらためて思うのは当時のベルウッドのアーティストたちは数を売ろうという作品はなさそうと言うことで、自分たちが作りたいものを作っていた。そういうことができる時代だった」。あがたは「1972年というのはニューミュージック的な音楽がメジャー化していった時代だったけど、僕自身は庶民にエネルギーを与えていた時代の流行歌に憧れがあった。歌の力は昔も今も変わらないと思う」と40年を振り返った。
ライブでは「蒲田行進曲」「最後のダンス・ステップ」の2曲をジョイントした他、2人合わせてソロ3曲、計5曲を披露した。