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『黄金を抱いて翔べ』、井筒監督ら完成披露

【FREE】『黄金を抱いて翔べ』、井筒監督ら完成披露

2012年10月17日
『黄金を抱いて翔べ』舞台挨拶に豪華メンバー登壇 『黄金を抱いて翔べ』舞台挨拶に豪華メンバー登壇

 松竹配給『黄金を抱いて翔べ』の完成披露試写会イベントが15日、東京の丸の内ピカデリー1で開催され、出演の妻夫木聡、浅野忠信、桐谷健太、溝端淳平、チャンミン(東方神起)、西田敏行、そして井筒和幸監督が登壇した。

 本作は、ベストセラー作家・高村薫のデビュー作にして日本推理サスペンス大賞受賞の同名犯罪小説(新潮文庫刊)を、豪華キャスト・スタッフで完全映画化したもの。大阪の街を舞台に繰り広げられる金塊強奪作戦を、『岸和田少年愚連隊』、『パッチギ!』などの井筒監督が濃密に描き出す衝撃のノンストップエンターテインメント。脚本は吉田康弘と井筒監督が手掛けた。主演の強奪実行犯・幸田役に妻夫木、強奪チームのリーダー・北川に浅野、さらに桐谷、溝端、チャンミン、西田といった個性豊かなキャスト陣が集結。製作は、エイベックス・エンタテインメント、nktエンターテイメント、ハピネット、衛星劇場、メモリーテック、Yahoo!JAPAN。11月3日(土)より全国ロードショー。

 イベントでは、銀座の商業ビル有楽町マリオンの1Fエントランスにレッドカーペットセレモニーにふさわしい豪華な大階段がセットされ、キャスト6人が登場すると、一層ゴージャスな雰囲気に包まれ、集まった約1000人のファンから歓声が沸き起こった。大阪に本店を置くメガバンクの地下に眠る大量の金塊を6人の男たちが強奪に挑むという本作のストーリーにかけ、三菱マテリアルグループ所有の土肥金山で2005年6月に鋳造され、250㎏の“世界最大の金塊”としてギネス記録にも認定された金塊のレプリカとともにフォトセッションが行われた。

 その後、試写会場である丸の内ピカデリー1で待つ800人近くの観客の前に、6人と井筒監督が登場。満席の会場からは割れんばかりの歓声と拍手が沸き起こり、登壇者も客席も大興奮の中で舞台挨拶。キャスト陣が撮影中のエピソードや共演者との思い出を語ると、監督や西田からするどいツッコミが入り客席から笑いがこぼれる一場面も。監督が原作への思い、映画に込めた思いなどを熱く語り、最後に妻夫木が本作の見どころを伝えた。

井筒監督 最初に原作を読んだ時に、これは映画になると思ったんだけど、その時は力量が足りないから出来ないと思った。今も足りないんだけどね(笑)。他の人が撮りに来るのをなんとか阻止しようと思って、今に至ってしまったわけ。今回素晴らしいプロデューサーに恵まれて、こんな大きな劇場で自分の映画がかかるなんて…腰が揺れてしまう。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。