走裕介、ツアーファイナルで新曲にカバーも

ツアーファイナルを迎えた走裕介

　ニューシングル「北国フェリー」(８月１日発売＝日本コロムビア)がオリコン演歌デイリーチャート１位を獲得し絶好調の、北海道網走出身の演歌歌手・走裕介が４日、東京・南青山のフューチャーセブンでコンサートを開いた。

　大阪、名古屋とめぐった初の全国ツアー「故郷恋々ツアー２０１２」のファイナルとなる東京公演で「ちょっと大きな節目を迎えたかなという気持ちです」。

　「北国フェリー」などオリジナル曲に加えカバーにも初挑戦、定員１００席が満席となった会場を最後まで楽しませた。

　09年４月発売のデビュー曲「流氷の駅」をはじめ、第２弾「呼人駅」、第３弾「おんなの雪」、前作シングル「篠突く雨」、ファースト・アルバム「故郷恋々（ふるさとれんれん）」から「兄弟船」「宗谷岬」「故郷恋々」、さらに故・尾崎豊さんの「Ｉ　ＬＯＶＥ　ＹＯＵ」、安全地帯の「ワインレッドの心」、師匠・船村徹さんが作曲した故・春日八郎さんの大ヒット曲「別れの一本杉」、そして新曲「北国フェリー」など全17曲を熱唱した。

　新曲「北国フェリー」について「いままでは演歌調の曲調でしたが、今回は軽めな歌謡曲タッチなっています」、また「優しくてせつない男心を歌った曲」とアピール。デビュー４年目。「いまオリンピックの真っ最中ですが、僕はこの曲で金メダルをとりたい。この曲を大ヒットさせ、これから５年目に向けて大きく飛躍できるよう頑張りたい」と話していた。