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映画公開記念「ブッダの素顔展」で鶴太郎ら会見

【FREE】映画公開記念「ブッダの素顔展」で鶴太郎ら会見

2011年03月31日
 東映=ワーナーブラザース映画共同配給「手塚治虫のブッダ―赤い砂漠よ!美しく―」(5月28日東映系)の公開に併せて、3月31日(木)から4月17日(日)の期間、「東京タワー・フットタウン3階タワーギャラリー33」で「鎮魂と慈悲 ブッダの素顔展 ―手塚治虫と四大巨星―」が開催されることになり、その記者会見が30日午後、ザ・プリンス・パークタワー東京コンベンションホールDで前田伸日本電波塔代表取締役社長、片岡鶴太郎、工藤静香、八代亜紀が出席して開かれた。

 同絵画展は、画家として活躍する著名人の石坂浩二、片岡、工藤、八代の4氏に加え、映画のイメージアートを担当した岡野玲子、そして手塚治虫によって描かれた仏教の祖である「お釈迦様=ブッダ」の素顔を鑑賞してもらう絵画展。また、今回、絵画を担当した著名人の発案により、急遽、それぞれの絵画のポストカードを作成し、開催会場で販売、その収益を東北地方太平洋沖地震で被災された人々への義援金として寄付する運びとなった。また、同展は東京に引き続き5月から6月に東映太秦映画村でも実施される。

前田日本電波塔社長 おシャカ様の生誕の日は4月8日です。しあわせの日とも申します。日本記念日協会より4月8日はロータスデーとして公認をいただきました。ロータスははすの花であり、東京タワーをはすの花の色に鎮魂のためともしてまいりたいと思います。ロータスデーはしあわせをわかちあい、感謝をする日とさせていただきます。そのイベントとして開催する「鎮魂と慈悲 ブッダの素顔展―手塚治虫と四大巨星―」は、石坂浩司さん片岡鶴太郎さん工藤静香さん八代亜紀さんに描き下ろしの絵をご展示いただきます。はじめての公開になります。

片岡鶴太郎 この度の東日本大震災で尊い命が失われてしまいました。その中で私が何が出来るのかを考える日々でありました。昨年暮れに東映・岡田社長より“ブッダ”を描いてみないかというお話をいただきました。私としてはブッダという非常に大きなテーマでしたのでまず描けるのかどうかという前にブッダに関する知識は皆無でしたから手塚先生の原作やあらゆる資料を読みこの3ヵ月間研究してきました。皆さん油絵の中で私は日本画であり、本格的な仏画は初めてでした。

工藤静香 「ブッダの素顔展」がこういう時期に開催するというのは偶然ではないのかなとおシャカ様の絵であり思いました。自分なりに何ができるのか、被災者のことを考え一つ一つ描きました。

八代亜紀 この様な時期に自分に何ができるのか、私が好きな絵で少しでも被災者の方々の心を癒せればと考えました。

 なお、当日欠席した石坂浩二氏から「~やっと描き上げた、この絵は私の祈りです。どうか、この大災害に遭われた方々の心にも、光とわずかでも希みが生まれます様に心より祈っています」とのメッセージが寄せられた。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。