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松竹『かがみの孤城』ロッテルダムで原監督登壇

【FREE】松竹『かがみの孤城』ロッテルダムで原監督登壇

2023年02月07日
 松竹配給『かがみの孤城』(上映中)が、第52回ロッテルダム国際映画祭のライムライト部門に邦画アニメ史上初めて正式出品され、現地時間2日に行われた上映後のQ&Aに原恵一監督が出席。辻村深月による原作からアレンジした点について質問が挙がると「原作では、孤城に集まる7人それぞれのバックストーリーが丁寧に描かれているが、映画で同じように描くと2時間に収まりきらないため、“安西こころ”という女の子を中心とした物語として、しかし原作のストーリーを損なわないように構成した」と説明。この映画を通して伝えたいメッセージについては、「日本でもオランダでも学校に行けない子はたくさんいると思う。そういう子は親も友達も誰も助けてくれないと思ってすごく孤独の中にいるかもしれないけど、それはずっと続くことではなく、きっと誰かが味方をしてくれるから信じてほしいということが、この映画のメッセージ」と語った。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。