姉の華と妹の麗による双子ソプラノデュオ、山田姉妹が、キングレコード移籍第一弾アルバム「ふたりで紡ぐ、やすらぎのハーモニー~若葉のころ~」を2月1日に発売した。
通算5枚目のアルバムとなる今作は、国内外ジャンルを問わず、聴く人に寄り添う、どこか懐かしさや安らぎが感じられる14曲を収録。タイトルにある「若葉のころ」は、妹の麗が好きなアーティスト、ビー・ジーズ(Bee Gees)の同名曲に由来。アルバムの1曲目に収められている。
今回、姉妹にとって初となるオリジナル曲「Starry Heart~輝く心~」も収録。作詞・作曲はシンガーソングライターの小坂明子が手がけた。2017年のデビューアルバム「あなた~よみがえる青春のメロディー」で、小坂のヒット曲「あなた」(1973年)をカバーしたことが縁で実現した。
「デビュー5周年の記念イヤーということもあり、ゆかりのある方に何かお願いできないかということで、小坂さんの名前が挙がり、お願いしたところ快諾して頂きました」(華)「初めて聴いた時に初めてとは思えない懐かしい気持ちがして、涙が止まりませんでした」(麗)
アルバムの最後には「大好きな曲で、ずっと歌っていて、いつかCDにしたいと夢見ていました」(華)という、新井満さんの「この街で」を収めた。2月4日に姉妹の地元、神奈川・逗子市で開くコンサートでも披露する予定で「逗子で歌えることが嬉しいです。大事にずっと歌っていきたい一曲です」(同)。
アルバム全曲を収めたピアノ伴奏譜つき楽譜集が、2月20日にドレミ楽譜出版社から発売される。
「小学生の前で『赤とんぼ』を歌ったときに、知っている子が半分以下だったんです。日本の童謡や唱歌は、日本を象徴する古き良き時代の伝統だと思っているので、消えていってしまうのは本当に辛い。私たちが頑張って、有名になって『山田姉妹の歌を聴きたい!』って思って下さる人を増やして歌を残していきたいです」(麗)