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『クライ・マッチョ』吹替の多田野らが語る

【FREE】『クライ・マッチョ』吹替の多田野らが語る

2022年04月29日
水道橋博士(左)と多田野曜平が登場 水道橋博士(左)と多田野曜平が登場

 ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント発売、クリント・イーストウッド監督作品『クライ・マッチョ』のブルーレイ&DVD発売記念イベントが27日に開催され、ゲストとして芸人の水道橋博士、イーストウッドの日本語吹替を担当している多田野曜平が登場。司会を映画評論家の松崎健夫が務めた。

 かつてイーストウッドの吹替を担当していた山田康雄の死去後、跡を継いで『ダーティハリー』の追加収録部分などを吹き替えるようになった多田野。「山田康雄さんならどうやるのかなと、完全に意識して徹底的に近づけている」と山田の吹替に敬意を示す一方で、90代になり声質も変わった現在のイーストウッドを演じるために「(山田さんが)やっていない領域を想像していくのは難しかった」と、長く現役を続ける名優の吹替ならではの苦労を語った。水道橋博士は、イーストウッド作品は公開初日に夫婦で見に行くことが恒例になっているというほどのファン。様々な豆知識を披露する中で、イーストウッドの映画の楽しみ方として、「フィルモグラフィーを意識してほしい。例えば、『グラントリノ』で銃を出すシーンは、ああ『ダーティハリー』のパロディなんだとわかってより面白い。『クライ・マッチョ』は色々な意味で集大成。脳裏に(過去作の)あのシーン、このシーンとよぎりながら、思い出アルバムを見ているよう。だから共感できる」と語った。27日からデジタルレンタル開始、5月11日にBD&DVDリリース。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。