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『バブル』披露で監督〝扉いくつも開けた〟

【FREE】『バブル』披露で監督〝扉いくつも開けた〟

2022年04月09日
『バブル』完成披露イベント開催 『バブル』完成披露イベント開催

 WB配給『バブル』の完成披露イベントが7日、丸の内ピカデリー1で開催され、荒木哲郎監督、声優を務めた志尊淳、広瀬アリス、梶裕貴、畠中祐、千本木彩花が登壇。さらに、ヒロイン役の声とエンディング主題歌を担当したりりあ。がリモートで参加した。

 「進撃の巨人」の荒木監督、WIT STUDIO制作による最新作。重力が壊れた東京を舞台に、少年と少女の恋や、縦横無尽なカメラワークによるハイスピードバトルが描かれる大作アニメーション映画だ。荒木監督は「『進撃の巨人』では、(背景となる)街を送っているだけで、キャラクターがその上で芝居をするものではなかったが、(『バブル』のキャラクターたちが駆使する)パルクールだと、(街の)凹凸にしっかりと(動きを)合わせないといけない。それが大変だった」と苦労した点を語った。

 また、監督が「(街を)下から見ても今回の作品の参考になりづらかったので、ドローンで撮影した(空の)上から見た絵を参考にした」と話すように、劇中では、普段見慣れた渋谷などの街並みが、見たことのない角度から描かれる。主演の志尊は「何と言ってもカメラワークがすごい。回り込んだり、背景が変わっていく姿とか…。どうやって作ってるんだろうと思った」と目を丸くし、広瀬も「アトラクションに乗っているかのようで、見ている間はずっとハラハラドキドキ。なかなか見られない景色が見られる」とアクションシーンの迫力に圧倒された様子。監督も「この作品を作ってみて、今まで自分の中にやったことがなかった扉をいくつも開けた。見て頂けるとわかるが、こんな気持ちになるアクションシーンってある?と。そういうものを自分が生み出したことが嬉しい」と自信を覗かせ、「そういうことをやるために、俺は映画という仕事を始めたんだと思った。自分が見終わったあとにも、すごく甘い切ない感情が押し寄せた。それがみんなのところに届くといいなと思う」と万感の思いを語った。

 5月13日(金)から劇場公開、4月28日(木)からネットフリックスで配信開始。製作はSTORY、WIT STUDIO、ワーナー・ブラザース映画、ニトロプラス、ローソンエンタテインメント、ストレートエッジ。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。