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キネコ閉幕、長編最高賞は独ケニア合作映画

【FREE】キネコ閉幕、長編最高賞は独ケニア合作映画

2019年11月07日
キネコ国際映画祭が閉幕(左から3人目が横山、4人目が岩崎) キネコ国際映画祭が閉幕(左から3人目が横山、4人目が岩崎)

 今回で27回目となる子どものための映画祭「キネコ国際映画祭」が、1~5日に二子玉川で開催され、最終日にはクロージング・セレモニーがiTSCOM STUDIO&HALL 二子玉川ライズで開催された。

 カーペットが敷かれ、靴を脱いでリラックスしながら鑑賞する、子ども映画祭ならではの会場は閉会のイベントも満員の盛況。スペシャルサポーターの横山だいすけ、岩崎宏美が登場すると、子ども連れの親からも大きな拍手が沸き起こった。

 同映画祭のコンペティションは、海外作品の審査員を子どもたちが務めるのも大きな特徴のひとつ。小学生15人の子ども審査員が選んだ長編グランプリには、ドイツとケニアの合作映画で、スーパーヒーローになる夢を持ち、不治の病と戦う9歳の少女を描く『スーパー・モド』が選ばれた。審査員長を務めた子どもは「一番心が温まった」と授賞理由を語り、一生懸命に作品を鑑賞・審査した充実感を漂わせた。

 また、映画祭の名物でもある、日本語吹替えを生披露しながら本編を上映する「ライブ・シネマ」も行われ、フランスとベルギーの合作短編アニメーション映画『大きなオオカミと小さなオオカミ』の吹替上映に横山が挑戦。大勢の客を前にしたアフレコでも堂々とした演技を見せ、スクリーンに見入る子どもたちに作品の魅力を伝えきった。最後には、同映画祭で長年愛されている名作『テディとアニー』の主題歌を横山と岩崎が披露し、終始温かな雰囲気で映画祭は閉幕した。受賞結果は次の通り。

■海外作品 キネコグランプリ
▽長編映画部門『スーパー・モド』
▽短編アニメーション映画部門『おばあちゃんと一緒』
▽短編実写映画部門『勇気をもって』
▽特別賞『星のささやき』

■日本作品賞
▽長編映画部門『トラさん~僕が猫になったワケ~』
▽短編映画部門『貴女へ~アニメーションで伝える「ヒバクシャからの手紙」』
▽特別賞『今日も嫌がらせ弁当』

■世田谷区特別賞
▽『ゴンサロ』

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。