【FREE】4作目は金沢舞台、『種まく旅人』製作発表
2019年09月26日
日本の食を支える農業や漁業といった第一次産業を応援するためにスタートした『種まく旅人』シリーズ最新作『種まく旅人~華蓮(ハス)のかがやき~』の製作が決まった。24日に舞台・石川県金沢市内で製作発表会見が行われた。シリーズ2作目『~くにうみの郷~』に続き出演する栗山千明、共演の平岡祐太、監督の井上昌典、製作のKSCエンターテイメント代表取締役社長の千口寿子、エグゼクティブプロデューサーの松竹撮影所代表取締役会長の北川淳一の各氏が登壇した。
『種まく旅人』シリーズは、1作目は大分県のお茶、2作目は淡路島のタマネギと海苔、3作目は岡山県の桃を題材にしてきたが、4作目の今作では金沢市の伝統野菜でもある加賀れんこんをテーマに選んだ。高齢化に伴う後継ぎ問題や農業で活躍する女性たち、通称「農業女子」をテーマに、心温まるストーリーが金沢の美しい自然とともに描かれる。
会見でKSCの千口氏は、「数年前にシリーズの存在を知る機会があり、多くの方々に第一次産業や食の大切さを発信することが自らの役目ではないかと思い、愛する地元金沢で製作を行うことに至りました」と挨拶。過去シリーズ3作品に携わってきた松竹撮影所の北川氏は、「3作目が終了した後、4作目に関して続けるかどうか悩んでいたところ、千口社長にお会いして、是非4作目を金沢で製作しましょう、と言っていただき今作の製作を正式に進めることになりました」と千口社長との出会いを語った。井上監督は、「テーマに向かってブレずに、良い作品になるように一生懸命撮影していきたい」と意気込みを語った。栗山と平岡は、未経験のれんこんの収穫シーンなど、実際の撮影を心待ちにしている様子を見せた。
2020年初夏全国公開。配給はニチホランド、製作はKSCエンターテイメント、制作プロダクションは松竹撮影所。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。