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角川『楽園』ヴェネチア会見に村上・二宮P

【FREE】角川『楽園』ヴェネチア会見に村上・二宮P

2019年09月06日
 KADOKAWA配給『楽園』(10月18日公開)では、現地時間9月2日、第76回ヴェネチア国際映画祭の公式イベント「ジャパン・フォーカス」で記者会見を実施。同作とともに選出された『人間失格 太宰治と3人の女たち』『カツベン!』『蜜蜂と遠雷』4作品の合同記者会見。『楽園』からは出演の村上虹郎と二宮直彦プロデューサーが出席した。

 『悪人』『怒り』など映像化が続くベストセラー作家・吉田修一の「犯罪小説集」(角川文庫刊)を瀬々敬久監督が映画化。綾野剛、杉咲花、佐藤浩市、柄本明らが共演。ある地方都市で起きた少女失踪事件をめぐる衝撃作。

 会見で村上は、「映画祭は色々な人と出会える、ご縁のある場所だと思っていて、僕もデビュー作で海外の映画祭に行かせていただき、様々な映画監督や俳優さんと出会えて、今もそのご縁が続いているのがありがたい」とし、「こういった海外の映画祭で日本という国、そして日本映画の良さをもっともっと伝えていきたい」と喜びを語った。

 二宮Pは、「全世界共通だと思いますが、映画が完成するのは小さな奇跡の連続だと思っています」と前置きし、「『楽園』の完成には、2つの奇跡がありました。一つは瀬々監督の脚本。この脚本無くしてはこの企画は成立しませんでした。そしてもう一つは、主演の綾野さんやここにいる村上さんをはじめとした、日本を代表するキャスト陣が魂と心を削りながら演じてくれたことです」と世界に向けて堂々と作品をアピールした。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。