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エレファント『愛がなんだ』披露に今泉監督ら

【FREE】エレファント『愛がなんだ』披露に今泉監督ら

2019年03月14日
 エレファントハウス配給『愛がなんだ』の完成披露が12日、テアトル新宿で行われ、出演の岸井ゆきの、成田凌、深川麻衣、若葉竜也、監督の今泉力哉が登壇した。同作は、角田光代のみずみずしくも濃密な片想い小説(角川文庫刊)の映画化。

 舞台挨拶では、一途過ぎるアラサー女子のテルコ役を演じた岸井は、「テルコの中から(成田扮する)マモルを見ると、マモルのために仕事を辞めたり、友達を切ったり、その行動が正しく見えた。演じる時“マモルが好き!”ということだけを柱にしていた」と撮影を振り返り、「個性的な恋愛をしている人々が出てくるが、必ず誰かに自分を投影することができるはず。人に言えないような部分で共感することもあると思うので、映画を観終わった後は隣の席の人と映画の話をしてほしい。それを含めて『愛がなんだ』だと思う。感想を共有しあってください」と客席に呼び掛けた。今泉監督は「角田さん原作の映画は面白いものが多いし、熱量の高い人たちのお話というのは自分にとってチャレンジだった」とし、「角田さんが完成した映画を面白がってくれて、SNSでも感想を書いてくれた。自分で自分の原作を読み直したとも言ってくれて、そうやって原作者の方が面白がってくれたのは幸せ」と角田光代のお墨付きを貰ったエピソードを話した。

 映画『愛がなんだ』は4月19日よりテアトル新宿他全国ロードショーされる。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。