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松竹=AA、蜷川監督『人間失格』19年公開

【FREE】松竹=AA、蜷川監督『人間失格』19年公開

2018年12月04日
 松竹=アスミック・エース配給『人間失格』の製作が決定、2019年全国ロードショーされる。太宰治が死の直前に発表した遺作「人間失格」。その誕生秘話を、太宰自身と彼を愛した3人の女たちの目線から、事実をもとにしたフィクションとして初めて映画化するオリジナル企画。

 監督に挑むのは、2020年東京オリンピック委員会理事を務めるなど、日本を代表するクリエイターであり、写真家、映画監督と様々な顔を持つ蜷川実花。『さくらん』『へルタースケルター』、2019年公開『Diner ダイナー』に続き監督4作目。膨大なリサーチを経て、太宰治の恋と生涯をサスペンスフルに、スキャンダラスに、エロティックに、蜷川ならではの新解釈と圧倒的なビジュアルで描く。太宰治役に小栗旬。蜷川との初タッグに際して、役作りのために短期間で大幅な減量を敢行した。

 11月上旬クランクイン、12月中旬にクランクアップ予定。プロデューサーの池田史嗣氏(松竹)は「この作品は、小説の映画化ではなく、実話を元にしたフィクションとして、文学界のスーパースター・太宰治の衝撃的な人生と彼の遺作であるあの傑作小説『人間失格』の誕生秘話を描くオリジナル企画。謎に満ちた不世出の天才に迫ることがどれだけ難しいことか。挑む以上、逃げたりごまかしたりしてはいけない」とコメント(抜粋)。企画は松竹。脚本は『紙の月』等の早船歌江子、撮影は近藤龍人が務める。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。