演歌歌手・市川由紀乃が「福島県国見町応援大使」に任命され9日、同町の国見町観月台文化センター・ホールで開催された「くにみ演歌まつり」(主催:国見町・国見町教育委員会、共催:福島演歌塾)にゲスト出演、最新曲「心かさねて」(キングレコード)など全8曲を熱唱し、集まった約650名の地元ファンを魅了した。
福島県国見町応援大使は、東日本大震災の復旧・復興を支援した人に同町の魅力を発信してもらい、イメージアップを図るために設置されたもので、市川は、7月に初任命されたミュージカル俳優・沢木順に続き2人目。14年と15年に新曲キャンペーンで同町を訪れた際、歌で国見町の被災者らに元気と勇気を与えたことから任命された。
市川は「国見町は、歴史と文化にあふれた町で果物もおいしい。特に桃が、町村の部で全国生産1位。私は仕事で全国各地に行くので、国見町の素晴らしさ、町民の皆さんの優しさ、温かさを一人でも多くの方々に知ってもらいたい」と話していた。
コンサートには市川を応援大使に任命した国見町の太田久雄町長、同町のマスコットキャラクター「くにみももたん」も応援に駆け付けた。