閲覧中のページ:トップ > 文化通信バラエティ > 平池記者の「競馬ときどき映画」 >

ハープ、バリアシオン、ホエール…実力馬の引退報道相次ぐ (vol.261)

平池記者の「競馬ときどき映画」

最新記事

ハープ、バリアシオン、ホエール…実力馬の引退報道相次ぐ (vol.261)

2015年05月08日

今週は実力馬の引退報道が相次ぎました。

最も衝撃的だったのはハープスター。故障により、2年に満たない現役生活を終えました。結局勝ったG1は桜花賞のみでしたが、3歳にして凱旋門賞に挑戦するなど、陣営やファンの期待の大きさは歴代の名馬たちと比べても遜色ないものでした。良い仔を出すベガの血筋ですし、繁殖牝馬としての活躍を期待したいです。

思い入れの強さという点では、ハープスター以上にウインバリアシオンの引退が印象的でした。もしオルフェーヴルがいなければG1を3勝…。そんな「タラ・レバ」がいくつも付いてくる名馬でした。お見事だったのは、屈腱炎により1年半もの長期休養明けで、有馬記念2着、日経賞1着、天皇賞2着と健闘したこと。不屈の善戦マンでしたね。結局乗馬になるようですが、これからも永くファンに愛されることでしょう。

上の2頭に比べればひっそりとした引退報道でしたが、ホエールキャプチャもターフを去ります。ウインバリアシオンと同世代ですが、こちらは休みなく走り続けたタフガールでした。2歳から昨年(6歳)まで、ひたすらG1で好勝負を続けた名牝。「不振に陥ったらそのまま引退」が通常の牝馬ですが、ホエールは何度も復活を遂げ、気づけばヴィクトリアマイルを含む重賞5勝。立派です。母馬としても、タフな仔を産んでほしいです。

G1馬ではないですが、ダートの古豪セイクリムズンも引退です。地方交流を中心に重賞9勝は恐れ入ります。なんと馬主孝行な馬でしょう。ここ数年、ダートの短距離重賞にはいつもセイクリムズンの姿がありました。なんだかんだでだいたい掲示板には載っているので、たいしたもんだといつも感心していました。種牡馬になるそうなので、産駒もダートで渋い活躍を見せてくれるでしょう。


さて、最後に恒例の競馬予想。今週はNHKマイルカップ。今年でもう20回目になるようですが、一回も馬券をとった記憶がありません。過去には900万馬券も飛び出す大荒れ大荒れの難解なレースですが、今年はどうでしょうか。私の本命はダノンメジャー。ハイレベルのスプリングSで5着。この相手ならもっと上を目指せるはずです。

関連記事

過去のタイトル一覧

2024年

1月

2023年

1月

2022年

1月

2021年

1月

2020年

1月

2019年

1月

2018年

1月

2017年

1月

2016年

1月│ 3月│ 6月│ 7月│ 12月

2015年

1月│ 2月│ 3月│ 4月│ 5月│ 6月│ 7月│ 10月│ 11月

2014年

1月│ 2月│ 3月│ 4月│ 5月│ 6月│ 7月│ 8月│ 9月│ 10月│ 11月│ 12月

2013年

4月│ 5月│ 6月│ 7月│ 8月│ 9月│ 10月│ 11月│ 12月