☆宣伝@最前線:井原敦哉・角川エンタテインメント宣伝部長
2008年07月26日
―「崖の上のポニョ」はやはり意識されましたか。 市場が潤うという意味で、ほぼ同時期に公開出来て良かったと思っています。もちろんとても意識しましたし、我々ははっきり言って必至に追い駆ける側ですからね。逆に、ディズニーさんの「WALL‐E/ウォーリー」の公開がズレて良かったと思っています。夏のアニメ邦洋対決は「ポニョ」と「パンダ」となるように頑張りました。実際、過去のジブリ作品の周辺をリサーチすると、非常にいいんです。5本くらい勝ちが出ていて、「ハウルの動く城」の時は、「Mr.インクレディブル」が良かったですから。
来日記者会見でジャック・ブラックとルーシー・リュー
―業界の評判もいいですよね。 興行者の方たちも非常に乗ってくれているのが大きい。そういうのってインディペンデントでは5年に一本あるかないかですからね。作品に付いてきてくれています。地方ブランチの巻き込みもよくやりました。フッテージを持って主要都市を回り、仲間作りが出来て、お互いに儲けましょうよと。夢でも「パンダ」が「インディ」を抜いたら面白いですよね。実現のため、自分を信じながらやっています。
―ネット、モバイル展開の方はいかがですか。 もの凄くやっています。角川グループの力をパワーアップして総動員し、ターゲットに分けて展開しました。「シュレック3」の時よりもグループの強みが活かされ、進化していますね。docomoを始め、ムービーウォーカー、モバゲータウン、ヤプログ、アマゾンなど手広くやっています。これまでのドリームワークス作品の中では間違いなく一番来ると思っています。作品に強さがありますから。他の配給会社では真似の出来ない展開が出来たのではないでしょうか。試写会で見せ込み、影響力のある人を起用し、格言的なキーワードで大人も引き込んでいきました。この時期に笑えて、元気の出る映画は他にないですし、楽しい方がいいじゃないですか。素直に笑えるものという雰囲気作りを心掛けました。
『カンフー・パンダ』7月26日(土) 丸の内ピカデリー1ほか全国超拡大ロードショー
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(配給:アスミック・エース、角川エンタテインメント)