例年はこちらでも特設ステージでの公開放送などを行っていたが、今年は同イベントのイメージキャラクター「寅さん」に特化。1階広場「サテライトプラス」には寅さんの実家「くるまや」の疑似店舗が登場した。
「男はつらいよ」グッズも販売。柴又・高木屋団子は早々に売り切れとなった。
●「男はつらいよ」上映会
10階・メディアプラスホールでは、リスナー240人を集めて「男はつらいよ」の上映会を開催。全48作品からリスナーのお気に入り作品をインターネット投票で募り、第1位に選ばれた第25作「寅次郎ハイビスカスの花」を上映した。
上映前には娯楽映画評論家で、同局の番組「みんなの寅さん」構成作家の佐藤利明氏によるトークショーが行われ、サプライズゲストで山田洋次監督と倍賞千恵子が登場。山田監督は「3月11日以降、日本はとんでもない所に来ている。今は先が不透明で政治もごちゃごちゃ。大きな不安の中にいますが、そんな時代だからこそ、無鉄砲な寅さんみたいな人が、役に立つのかもしれませんね」、倍賞は「震災後福島に行ったときに『頑張ってください』と言えず、『私は頑張りますから皆さん頑張らなくていいですよ』と声をかけたんです。お兄ちゃんも、きっと『俺ももうちょっと頑張るよ』って言ったんじゃないかな」と、しみじみ語った。
また、さらなるサプライズとして、寅さんを愛する“チビ寅さん”こと吉野秀尋くん(9歳=写真中央)も登場。おなじみの口上「姓は車、名は寅次郎。人呼んでフーテンの寅と発します」をはにかみながら語り上げ、会場を沸かせた。
最後は会場のお客さんと一緒に記念撮影。
上映は、映画館で使われる映写機とスクリーンを持ち込み、山田監督の信頼する映写技師によって投影された。
メディアプラスホールロビーには、全48作と世の中の動きの歩みを紹介する「男はつらいよ」年表を展示。
●「笑顔でおは天!!」健康セミナー
13階・ラウンジでは月~金曜早朝「笑顔でおは天!」の伊藤佳子&鈴木純子アナ、医学ジャーナリストの松井宏夫氏、ジャパンメディカルアライアンス海老名総合病院糖尿病センター・センター長の大森安恵氏による健康セミナーを開催。
●JR東日本&東京モノレールブース
2階ロビーには昨年に引き続き、JR東日本と東京モノレールがブースを設置。
両社のグッズ販売を行ったほか、それぞれの制服に身を包んだ「こども駅長」の撮影コーナーには、ファミリーが長蛇の列を作った。
社屋横には、先日のNHK・民放ラジオ共同イベント「はじめまして、ラジオです。」でも活躍した中継車が登場。マイクを持った多くの中継レポーターが写真撮影を楽しんだ。
その隣では日本みかん農協による、みかんプレゼントも。先着順とあって行列ができ、午前中には終了した。