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佐藤秀明㈱Dream One Film代表、
日米合作『ジョン万次郎の生涯』映画化に向け!

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佐藤秀明㈱Dream One Film代表、
日米合作『ジョン万次郎の生涯』映画化に向け!

2013年06月21日
 (株)Dream One Film代表取締役の佐藤秀明さんが現在、日米合作による大作『ジョン万次郎の生涯』の映画化に向けて奔走している。

 ジョン万次郎こと中浜万次郎(1827年1月27日生~1898年11月12日死去)は、幕末から明治時代にかけて活躍した人物。ペリー来航に伴う日米和親条約締結に尽力し、通訳、教師を務めた。作家井伏鱒二の直木賞受賞作「ジョン萬次郎漂流記」(1938年刊)で取りあげられ一般的に知られた人で、日本人として初めてアメリカ大陸に渡った人物でもある。

 佐藤秀明さんは、これまで『かまち』(’03)『ちゃんこ』(’05)『ジャイブ・海風に吹かれて』(’08)『手のひらの幸せ』(’10)などテレビ局や大手映画会社と組むことなく、単館系作品を手掛けてきたプロデューサーで、今回初の大作に挑む。
 「1970年代後半、演劇学校入学のため渡米したが、日本とアメリカの原点であるジョン万次郎をアメリカ人に知ってもらいたい」と企画をあたためていたもの。

 その想いが動き出したのは、2004年。シナリオライター神波史男さんと出会い、意気投合。1ヵ月後には高知やアメリカなど万次郎ゆかりの地に行きシナリオハンティング、翌年にはオリジナル脚本を完成させた。

 当初、米国では『ラスト・エンペラー』のエグゼクティブ・プロデューサーだったジョン・デイリーが関心を示し、本の直しもアドバイスするなど米国プロデューサーを買って出てくれていたが、2008年に死去。そして、昨年3月には脚本の神波さんが逝去し、日米のキーマンが相次いで亡くなったことで映画化が白紙となった。

 佐藤さんは、万次郎について改めて日本でも広く知ってもらおうと、万次郎の出身地(高知)にある出版社(発売:NPO法人高知龍馬の会/販売協力:リーブル出版)からシナリオ本「ジョン万次郎の生涯」(脚本:神波史男、松山賢二郎/税別952円)を今年2月に出版した。この本の出版が映画化のきっかけとなり、実現に向けて再始動したところである。

 製作費は20億円とも40億円とも予算化されるが、佐藤さんは、「万次郎が漁の途中難破して漂流し無人島から救出した米国捕鯨船キャプテン・ウィリアムとの友情と、彼がアメリカでどう過ごし、何を学んで成長していったのかをエンターテインメントとして製作していきたい」と抱負を語っている。

(取締役会長:指田 洋)

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