●第7回東京国際ミュージックマーケット開幕
財団法人音楽産業・文化振興財団(PROMIC)と経済産業省が主催する音楽見本市「第7回東京国際ミュージックマーケット」(以下、TIMM)が10月25日開幕した。28日までの期間中、東京・品川で商談会(26・27日)、ビジネスセミナー(27・28日)、アニメソング・ショーケースライブ(28日)が開催される。
25日夜、東京・品川プリンスホテルメインタワー10階「大津」でオープニングレセプションが行われ、国内の音楽関係者や80名を超える海外の音楽関係・イベント関係者らが出席。北川直樹PROMIC理事長、石黒憲彦・経済産業省商務情報政策局長、石坂敬一・一般社団法人日本レコード協会会長が登壇し挨拶した。
▼北川理事長 TIFFCOMのネットワーキング(=Tokyo Project Gathering)の中で海外の映画を作られている方から日本の音楽に凄く興味があるという方が6社ありまして…こういうことが生まれてくるのもTIMMならでは。皆さん、本当にお金儲けをして下さい。今までなかったようなディールをまとめ、皆さんがお金儲けをしてくださることが、TIMMにとってもPROMICにとっても嬉しいことです。
▼石黒局長 日本のJ‐POP、アニソンは、世界の人々に愛され大変注目を浴びています。たとえば、本年7月にJAPAN EXPOがパリで行われましたが、4日間で18万人の人々を集めました。私ども経済産業省としましては、こういったJ‐POP、アニソンといったような日本の音楽を重要な輸出産業に育てられないかと考えています。日本の音楽がどんどん海外に普及すると共に、逆にこの日本が、海外の皆様にとっても情報の提供の場になる音楽産業が集う場になればと思っております。
▼石坂会長 日本が世界第2の音楽消費国というのは揺ぎない地位だが、もう国内的にたくさん伸ばすのはなかなか大変である。ここにいる世界の国々から参加なさってくださった方々にお礼も言いますが、そろそろ日本の音楽を是非買ってください。我々は、シルヴィ・ヴァルタンもビートルズもマイケル・ジャクソンもあんなに買ったじゃないか。日本の音楽を褒めているけど、買わないということはないように。
●26日から品川ステラボールで個別商談会スタート
26日午前11時から品川ステラボールで、個別商談会がスタートした。会場の品川ステラボール内に日本のレコードメーカーを中心に40ブース(海外6ブース)が出展。会場内では英仏中韓の通訳に加え、スーパーバイザー数名が配置され各社の商談をバックアップしている。個別商談会は27日も同所で行われる。
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