閲覧中のページ:トップ > 文化通信バラエティ > インタビュー >

東宝が才能発掘・支援のオムニバス映画『GEMNIBUS』公開、4作品の若手プロデューサーに聞く

インタビュー

最新記事

東宝が才能発掘・支援のオムニバス映画『GEMNIBUS』公開、4作品の若手プロデューサーに聞く

2024年07月01日
GEMNIBUS vol.1.jpg


 東宝が新しい才能の発掘・育成を目指して製作したオムニバス映画『GEMNIBUS vol.1』が、6月28日(金)からTOHOシネマズ日比谷、同梅田で公開される。東宝作品(配給はTOHO NEXT)としてはごく限られた規模での公開だが、将来のスター監督候補たちの作品群であり、今から要チェックだ。

 上映作品は、フルCG特撮の『ゴジラVSメガロ』(上西琢也監督)、サイコスリラー『knot』(平瀬遼太郎監督)、唯一のアニメーション映画『ファーストライン』(ちな監督)、青春ゾンビ映画『フレイル』(本木真武太監督)の4本。いずれも20~30代の新進気鋭監督の作品であり、東宝のプロデューサー陣も20代のメンバーが中心と、フレッシュな顔ぶれで臨んだ企画だ。

 このプロジェクトを統括するのは開発チームの栢木琢也氏。オムニバスのタイトルに「vol.1」と付けることで、今後も続けていく覚悟を示す今回の取り組みについて、次の通り製作の経緯を説明する。

 「東宝では、もともと『GEMSTONE(ジェムストーン)』というクリエイター発掘オーディション(2019年~)を開催していました。ただ、色々な課題があり、終了も含めて今後の方向性を検討する中で、せっかく東宝が次世代の才能の発掘・育成に乗り出したのに、それを止めてしまうのはもったいないと考えました。GEMSTONEは映画企画部と(当時の)映像事業部が手掛けていたプロジェクトでしたが、ミッションの一つに『次世代の才能の発掘と育成』を持つ開発チームが引き継ぐことを決め、全く違うプロジェクトとして続けることになりました」。

東宝・栢木氏.jpg
『GEMNIBUS』統括の栢木琢也氏、『フレイル』のプロデューサーも担当


 新たに立ち上げたレーベル名は「GEMSTONE Creative Label」。オーディションを主眼とした前身のプロジェクトとは異なり、今回は実際に「作る」ことに力を注いでいく。ロゴも一新した。その船出の第1弾となるのがオムニバスの『GEMNIBUS vol.1』だ。4月には全監督とプロデューサーが揃い都内で記者会見も開催し、メディアに向けて大きくアピールした。

 将来有望な監督との出会いや育成を柱に据える一方で、このプロジェクトが担うもう一つの役割として、プロデューサーの育成が挙げられる。栢木氏は「若いプロデューサーがバッターボックスに立てる場所を作りたいと考えました。東宝の若手プロデューサーは、たくさんの原作を読み、多くの企画書を出し、企画がGOとなれば、経験のある先輩とともにその企画に取り組み、プロデューサーの一歩目を踏み出していきます。しかし、そう簡単に企画が通るわけもなく、最初は現場を経験する数が限られます。そこでこの『GEMSTONE Creative Label』では、企画から世に出すまでを、若手が1度自分の責任でやってみる場所にしたいと考えています。理想の形としては、参加1年目はまず先輩に付いて経験し、2年目にメインのプロデューサーとして立ち、3年目は相談役として1年目・2年目の後輩をサポートし、卒業というサイクルを作ることができればいいなと考えています。2年目で責任を負うことになるので大変ですが、かなり成長できると思います」と説明する。これは開発チームや映画企画部に限らず、全ての部署の若手を対象とする考え。実際、今回のプロジェクトでも参加者は経理部の社員など多岐にわたる。栢木氏は「大袈裟かもしれませんが、東宝の若手が全員一度は企画を経験している状況を作ることができればいいなと思っています」と話す。今回のプロジェクトには約10人の若手社員が参加し大いに盛り上がっているという。また、映画に限らず、将来的には演劇でも同様に若手育成の取り組みをしたいとの考えも明かす。

 『GEMNIBUS』を続けていくことで、クリエイターの登竜門となることも期待される。栢木氏は「監督を囲い込もうなどという考えはなく、多くの業界の方に『GEMNIBUS』をぜひご覧頂き、監督たちに仕事がどんどん集まるようになればいいなと思っています。若手プロデューサーたちも、10年経てば脂が乗った30代になります。その時に、大きくなった監督たちと再び一緒に作品を作ることができれば素晴らしいですね」と期待を寄せる。



ゴジラに敬意払いつつ独自性盛り込む上西琢也監督

 オムニバスの先頭バッターを務める『ゴジラVSメガロ』は、もともと昨年11月開催の「ゴジラ・フェス」でのお披露目を目的に製作された作品だが、監督の上西琢也は第1回の「GEMSTONE」(2019年)で受賞した経歴を持つ、GEMSTONEレーベルを代表するクリエイターの一人だ。

 上西監督は白組に所属し、『シン・ゴジラ』でゴジラのモデリングを担当するなど、その実力はすでに日本トップクラス。ゴジラとガイガンの対決を描く1分の自主制作短編『Gvs.G』がGEMSTONEで受賞すると、その後も東宝と企画開発を進め、2022年のゴジラ・フェスでは約5分間のフルCG短編『ゴジラVSガイガンレクス』を発表。これがユーチューブで1000万回以上の再生回数を記録し、国内外で高い評価を受けた。

 柳澤俊介プロデューサーは「2023年はメガロの50周年にあたる年だったので、上西監督にはガイガンレクスの次の作品としてメガロの企画に乗って頂きました。かねてから監督は『いつかゴジラの長編を撮りたい』とおっしゃっているので、そのステップとなるような作品を意識しました」と話す。実際、尺は前作から倍増し約10分に伸長。製作費も前作から5~6倍アップし、白組からのサポートも受け、そのクオリティの変化は一目瞭然。映画館の大スクリーンで上映するに相応しい大作となった。

東宝・柳澤氏.jpg
『ゴジラVSメガロ』担当の柳澤俊介プロデューサー


 上西監督が描くゴジラ作品の特徴として、オリジナルに敬意を払いつつ、ユニークな独自性を盛り込む点が挙げられる。大群のガイガンたちのエネルギーを司令塔のガイガンレクスが取りこみ強力な光線を発射するシーンや、ゴジラが普段口から発する熱線のエネルギーを腕や背中から放出し戦闘に応用するシーンを描くなど、従来のゴジラ作品には見られないバトルが見どころの一つだ。柳澤プロデューサーは「金子修介、庵野秀明、樋口真嗣、山崎貴といったレジェンドの監督たちが昭和のゴジラをリスペクトするように、上西監督もそのレジェンドの方々に影響を受けています。それに加えてアニメや『モンスターハンター』などのゲームもお好きなので、映像の見せ方、ケレン味の作り方、アクションシーンの描き方も、平成以降のゴジラやアニメ、ゲームの影響が感じられます。新しいアイデアが出てきて面白いんです」と監督の引き出しの多さに舌を巻く。

 また、フルCGだった前作『VSガイガンレクス』からの変化として、今作では実写パートを加えた点も大きな違いだ。実はこの実写パートの撮影監督を担当したのも「GEMSTONE」で受賞したクリエイターの柴田晃宏。「受賞者同士のコラボのような建付けでもある」(柳澤氏)という作品であり、東宝が続けてきた若手発掘企画の理想的な実の結び方と言える。

 今回の『GEMNIBUS』での上映にあたり、さらに予算を追加して映像のクオリティを上げ、5・1ch音響によりバージョンアップ。ゴジラ・フェスや配信で視聴した人も、改めて劇場で鑑賞すべき作品となった。



明確なビジョン持ちサイコパス描く平瀬遼太郎監督

 『knot』は、親と子の血縁の結び(knot)を描くサイコスリラーだ。東映京都撮影所で助監督として活動したのち、東北新社では制作部で経験を積むなど、1991年生まれの新鋭ながらすでに下積み十分な平瀬遼太郎監督がメガホンをとった。

 監督は、縦型ホラー映画『娯楽』を制作し、2022年に行われたTik Tok Film Festivalでサードアイ賞を受賞した。その審査員を務めていた馮年プロデューサーは「『娯楽』はスマホの画面の中で完結するホラーでしたが、縦型の画角も生かしながらシネマティックに作られていて、面白い監督だと感じました。現場経験も豊富ですし、今後ご一緒していきたい人だなと思っていました」と振り返る。そんな中で『GEMNIBUS』の企画が持ち上がり、一編を平瀬監督にオファーすることとなった。

東宝・馮年氏.jpg
『knot』担当の馮年プロデューサー


 監督が関心を寄せた題材は「親子関係における血の結びの割り切れなさ、難しさ」。ここを起点とした企画を練る中で、監督から挙がってきたリファレンス(参考)が、実在するサイコキラーたちが獄中で描いた絵の数々。そこには顔が描かれていない奇妙なものがあった。「サイコパスの人が、人の顔を認識できない“失顔症”という性質を持っていたら…という作品はどうかというアイデアが監督から提案されました。それはホラー表現としてあまり見たことがないと思い、進めてみようと考えました」(馮氏)。かくして、父親との過去に捉われた主人公とその息子をめぐる、背筋の凍るサイコスリラーが完成した。

 馮氏は、平瀬監督について、描きたいビジョンを明確に持てている点が強みだと話す。「美術、衣裳、ライティング、作品のトーンまで、かなり具体で見えている。事前に作成してもらったイメージボードも細かく作られていて、各セクションに監督のイメージを伝える上でとてもやりやすかったですね」。

 加えて馮氏は、「良い意味で、ちょっと人と違う角度で人間観察をしているところも彼の面白いところだと思います」と監督の特徴を挙げる。「ポン・ジュノ監督が『脚本のクオリティは、人間の振る舞いをどう理解するのかということと直結している』と話されています。例えば片山慎三監督もそこはすごく優れていると思いますが、平瀬監督にもそういった素質を感じる」のだという。また、『knot』ではクライマックスに驚きの展開が待っており、馮氏はM・ナイト・シャマランやジョーダン・ピール、アリ・アスターといった監督の名を挙げながら、「平瀬監督も、世の中に対し“現実はそう綺麗じゃないぞ”というある種の批判的な目線を持っている。そのマインドセットは彼のまごうことなき才能だと思います」と評価する。

 同作の怖さを倍増させている“音楽”も注目のポイント。『GEMNIBUS』は4作品とも音楽プロデューサーを有馬由衣が務め、各作品に劇伴作家がついている。『knot』については「プリキュア」シリーズで知られる森いづみが担当した。馮氏は「時間と予算に制限があり、室内劇が中心の作品なので、音楽の力はかなり重要になってくると思っていました。たくさん良い曲を書いてもらい、音楽が入ってぐっとまた良くなりました」と、次世代を担う才能がコラボした効果に胸を張る。



ファン注目のちな監督、アニメーターの原点に返る

 『ファーストライン』は、4本の中で唯一のアニメーション作品。「平家物語」や「薬屋のひとりごと」など話題の作品で絵コンテ・演出を務めてきた新鋭・ちな監督の作品だ。巨匠監督に難題を課せられた若きアニメーターの奮闘を描く。

 今井翔大プロデューサーは、大学時代に『メアリと魔女の花』で知られるスタジオポノックで制作の見習いをしていた経験を持つ。ちな監督との出会いは、その時の縁が繋いだものだという。「『GEMNIBUS』ではアニメーションを作りたいと思い、ポノック時代の上司に相談したところ、スタジオジブリの井上俊之さんを紹介してもらいました。井上さんは凄いアニメーターで、業界にも非常にアンテナを張っている方です。若手監督を起用し、オリジナルの作品を作るという今回の企画の趣旨を説明したところ快くご協力頂きまして、有望なアニメーターを何人もご紹介頂きました。その中で、『監督をやりたい、映画をやりたい』という強い思いを一番感じられ、ピンときたのがちな監督でした。僕と同い年(現在29歳)で、オリジナルでどうやって面白いものを作るのかという考えも合致しました」。

東宝・今井氏.jpg
『ファーストライン』担当の今井翔大プロデューサー


 今井プロデューサーはちな監督に「本当にやりたいことをやりましょう」とオーダーし、与えられた10分という尺の中で、監督が何を観客に伝えたいのかを深掘りしていった。その中で監督から挙がってきたのが、若手アニメーターを主人公とした物語。世間的にはホットなアニメ業界だが、現場で働く若手にとっては明るい話ばかりではない。それでも“なぜアニメーターをしているのか”という原点に返り、前を向けるような作品を作り、業界の内外に対してアニメの普段見ていない面白さを伝えたいという監督の意向をもとに、作品の方向性を固めた。

 ちな監督はすでにアニメファンから注目されている存在であり、その手腕について今井氏は「心情を描写するのが物凄くうまい。カメラの切り方や日常的な動きもですが、そのキャラクターが抱えている孤独や暗い部分など、深いところをきっちり見せられる方。人の琴線に触れるとはこういうことだなと思います」と絶賛する。

 そして、この作品をつかさどるもう一つの主役が角野隼斗による音楽だ。角野は世界的ピアニストであり、7月には武道館でのリサイタルも予定されている。角野もちな監督や今井氏と同い年であり、今井氏とは大学も同じという間柄。学園祭での角野の情熱的な演奏を目の当たりにし、それ以来意識していたという今井氏は、今作で音楽をオファー。若手が手掛ける自由な作風に角野も共感しコラボが実現した。同じ年齢という点でも話が早く、「“ASMRのようにしてほしい”というちょっと現代的なオーダーをしたのですが、すぐにわかってくれました」(今井氏)という。その結果、細部にいたるまでイキイキとした音楽で彩られるユニークな作品となった。

 試写の評判もよく、今井氏は「ちゃんとちな監督の個性が出ている作品になって嬉しいです。監督が胸を張って『自分の作品です』と言える作品を一緒に作ることができたのは本当に良かったと思います」と話す。



本木真武太監督は米国式のプロセス踏んだ映画作り

 『フレイル』は、少子高齢化問題を背景にしたSF学園ゾンビ映画。メガホンをとったのは、カナダで映画を学び、主にこれまで縦型動画の分野で活躍してきた本木真武太監督だ。タッグを組んだ栢木琢也プロデューサーは、本木監督との出会いを次の通り回想する。

 「本木監督は、ティックトックと東宝が開催した『TikTok TOHO Film Festival 2022』に出品され、テクニカル賞を受賞しました。その懇親会の場で初めてお話ししたのですが、『スピルバーグを目指している』と宣言されていて、映像にもスケールの大きさを感じますし、その場で『何か企画をやっていきましょう』と意気投合しました。そして、数か月後に一緒に食事をした時から、具体的に進めていくこととなりました」。

 作品は、現代的なテーマを内包したエンタメ性の高いゾンビ映画を作る方向性で固まり、監督から『フレイル』の企画が持ち上がった。高齢者がVR空間の中で若返り、青春を追体験するなかで、ゾンビたちに遭遇するという物語だ。栢木氏は「王道のエンタメでありながら、けっこう強いテーマ性もあると思います。そこのバランスは意識しました」と振り返る。

 制作にあたり、北米に本社を置く制作会社バージンアースとタッグを組んだ。「あるきっかけで紹介してもらったプロダクションで、ネットフリックスのドキュメンタリーなどを制作している会社です。監督が海外で学んできた方なので馴染むのではないかと思いましたし、海外的なルックを作るためにも良いのではないかと思いました」(栢木氏)という。

 今作では、ほかにも様々なチャレンジを試みた。その一つが横書きの脚本だ。日本では主に縦書きが使用されるが、ハリウッドにならい横書きを取り入れたという。

 「横書き脚本はト書きの分量が多く、台詞はインデント(字下げ)されています。(日本の)縦書き脚本は逆で、ト書きが圧縮されていて台詞が長いのです。プロデューサーはだいたい『尺を削ってほしい』と言うので、脚本家の方は台詞を増やし、ト書きを減らす傾向にあります。その結果、台詞で語る作品になりやすくなります。一方ハリウッドの横書き脚本は台詞が少なく、ト書きをたくさん書き込みます。そうすると、脚本の段階でみんなに同じ画が共有されていて、画で語る作品になりやすいのではないかと思っており、今回は脚本を横書きにしました。さらに、本木監督が見つけてきたアプリを使ってプリビズも作成した上で撮影に取り掛かりました。英語のスタッフが多く、カメラマンは日本語が話せなかったので、画で共有しながら進んでいく体制でした」。

 こういったプロセスを取り入れ、限られた予算の短編作品ながら、ハイクオリティのCGも存分に駆使したエンタメ作品が出来上がった。また、本木監督ならではの特徴として「画の作り方がティックトック的なんです。カット割りが早いですし、撮った画に対してエフェクトをかけるような動きはティックトック的だなと思います。それらが監督の持ち味なので、スクリーンでどう生きてくるのかは実験的な試みです」という。


 それぞれ全くカラーの異なる映画が揃った『GEMNIBUS』。ジャンルや作風に統一性はないものの、4作品の監督はすでに各業界でメキメキと頭角を現しており、どの作品にもキラリと光るところがあるのが共通ポイント。東宝がいずれは自社の作品でタッグを組むことも視野に入れて今作で起用したことが頷けるクリエイターばかりだ。上映期間は2週間限定予定。若き才能が凝縮した作品群を映画館で鑑賞できる貴重な機会となる。


取材・文 平池由典

(C)2024 TOHO CO., LTD.

過去のタイトル一覧

2024年

2月│ 3月│ 6月│ 7月

2023年

3月│ 5月│ 7月│ 9月│ 10月│ 12月

2022年

3月│ 4月│ 7月│ 8月│ 10月│ 12月

2021年

1月│ 2月│ 3月│ 4月│ 6月│ 8月│ 9月│ 10月│ 11月

2020年

2月│ 4月│ 5月│ 10月│ 11月│ 12月

2019年

2月│ 7月│ 12月

2018年

1月│ 3月│ 4月│ 5月│ 6月│ 9月│ 11月

2017年

2月│ 4月│ 10月

2016年

2月│ 3月│ 5月│ 9月│ 11月

2015年

1月│ 2月│ 6月│ 7月│ 9月│ 10月│ 12月

2014年

1月│ 2月│ 3月│ 4月│ 5月│ 6月│ 7月│ 9月│ 10月│ 11月│ 12月

2013年

2月│ 3月│ 4月│ 5月│ 6月│ 7月│ 8月│ 9月│ 10月│ 11月│ 12月

2012年

1月│ 2月│ 3月│ 4月│ 6月│ 7月│ 8月│ 9月│ 10月│ 11月│ 12月

2011年

1月│ 2月│ 4月│ 6月│ 7月│ 8月│ 9月│ 10月│ 11月│ 12月

2010年

1月│ 2月│ 3月│ 5月│ 6月│ 7月│ 8月│ 9月│ 10月│ 12月

2009年

1月│ 2月│ 3月│ 4月│ 5月│ 6月│ 7月│ 9月│ 10月│ 12月

2008年

1月│ 3月│ 4月│ 5月│ 6月│ 7月│ 8月│ 9月│ 10月│ 11月│ 12月

2007年

2月│ 3月│ 4月│ 5月│ 7月│ 8月│ 10月│ 11月│ 12月

2006年

4月│ 5月│ 6月│ 8月│ 9月│ 10月│ 11月│ 12月