ワーナーが、ちょっと変わったアニメを2週間限定でイベント上映します。米国発の3DCGアニメーション『RWBY』です。“ルビー”と読みます。
もうご存じの方も多いでしょう。なにせ、ユーチューブで普通に全話が無料配信されています。もう2年以上前から配信されていて、累計再生回数は7千万回以上なんだとか。個人的には最近まで知りませんでしたが、アニメファンの方の間では知られた作品なのでしょう。
なぜ無料で配信しているのに、わざわざ劇場公開するのか。それは、配信版は全部英語なのです。ちゃんと日本語吹替版を収録したブルーレイを12月に発売するので、その先行上映として11月14日から劇場公開するわけです。ひと足早く、この作品を試写会で観てきました。
『RWBY』は、米国の「ルースター・ティース」というスタジオが作っている、モーションキャプチャーで描く3DCGのアニメです。4人のガールズグループの戦いを描く、学園?アクションもの。特徴的なのは、米国発なのにずいぶんと日本の(特にゲームに)影響を受けていること。キャラクターデザインや設定、演出など、ベタなくらい日本的な要素が満載で、ちょっとくすぐったささえ感じるぐらいです。
肝心の3DCGですが、正直最初は「う~ん」という印象でした。今はリアルな質感のCGアニメに見慣れているので、それに比べれば低予算感は否めません。最初は「これを2時間観るのか…」とちょっと気持ちが沈んでいました。
ところがどっこい。アクションシーンになればたちまち引き込まれてしまったのです。主人公4人やその同期たちは様々な武器と能力を駆使し、スクリーン上で縦横無尽に立ち回ります。ダイナミックなカメラワークと、目にも留まらぬスピード感。そして主人公たちの鮮やかな身のこなしと、テクニカルでユニークなアクション。非常に見応えがあり、これはクリエイター陣の才能とこだわりを感じました。
まあいくら文章にしても伝えるのは難しいので、ぜひ予告編をご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=Ziz6GGwu35g
個人的なお気に入りキャラは、劇中後半に出てくるペニー。不思議ちゃんな感じですが、戦い始めたらむちゃくちゃ強い。ぜひ楽しみにしてください。