まだ参加したことがないので目視したわけではないですが、「マサラ上映」というのは本当にお客さんがたくさん入るそうです。
ミュージカルシーンが多いインド映画を上映する際、お客さんも歌って踊れるイベントを「マサラ上映」と言います。これを開催すると毎回大入りになるんだとか。前からマサラ上映の評判は耳に入っていましたが、最近、インド映画をよく扱っている2社の担当者さんと続けて話す機会があり、2人ともマサラ上映の人気ぶりを教えてくれました。
一昨年あたりから次々と公開されているインド映画。『ロボット』や『きっと、うまくいく』のように大ヒットするケースもあれば、不調で終わってしまう場合もあります。ただ、興行不振の作品でも、マサラ上映は盛り上がるそうです。
お客さんは特に30~40代の女性が多く、4~5人グループで来る人もいるんだとか。「でも、インド人じゃないし・・・本当に盛り上がるの?」なんて思いましたが、マサラ上映の際はスタッフがどんなタイミングで歌ったり踊ったりするべきかを教えてくれて、マサラ上映に慣れているお客さんの先導もあり、初心者でもスッと楽しめるようなのです。
今度公開される『スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!!』はミュージカルシーンがテンコ盛り。歌って踊る場面が多い映画ほどマサラ上映もやりやすいらしく、配給会社さんも「マサラ上映で盛り上げていく」と宣伝プランを語っていました。(ちなみにこの映画は筋肉隆々のイケメン2人が主人公で、女性には嬉しいかも)
今年もまだまだインド映画がたくさん控えています。また、『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』はGWに爆音マサラ上映も行われるんだとか。「参加型」の上映スタイルは近年映画界でも注目されていますが、インド映画の公開が増えるにつれ、マサラ上映というシステムもどんどん普及していくかもしれませんね。