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ユナテッドE『共に歩く』“共依存は身近にある現象”と宮本監督

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ユナテッドE『共に歩く』“共依存は身近にある現象”と宮本監督

2014年04月07日
オフィシャル写真.JPG


 ユナイテッド エンタテインメント配給『共に歩く』の初日舞台挨拶が5日(土)、東京のシネマート新宿にて開催され、主演の小澤亮太、入山法子、宮本正樹監督が登壇した。
(写真左から入山、宮本監督、小澤)

 はじめに、本作に出演することになった際の感想を聞かれると、小澤は「こんな真面目な作品に、僕みたいな普段真面目じゃないような人が、出演していいのかな(笑)。こういう作品に挑戦することが始めてだったので、そこからいろいろ勉強して役作りをしましたが、今回は難儀でしたね」と、会場の笑いを誘いつつ役作りに関して語った。

 さらに、入山曰く控え室のムードメーカーだった小澤は、大事なシーンでは気持ちを作るために1人の時間を作って撮影に臨んでいたことを暴露。アクション俳優の印象が色濃い小澤にとって、新境地となった本作への強い意気込みが伺えた。

 劇中で、精神的に不安定な彼女を演じた入山と、それを支える彼氏を演じた小澤が、口論から叩き合いに発展するシーンについて聞かれると、小澤は「今までの人生でそんな経験ないですよ。逆にあったらビックリですよね。僕が軽く叩く場面もあるんですけど、いくら撮影とはいえ女性に怪我をさせたらいけないですから、綿密にと打ち合わせをしてから撮影しました。右、右、左、みたいな(笑)」と裏話を披露。

 しかし実際の撮影では、双方共に想定よりも気持ちが入り過ぎてしまったようで、そんな入山に対し小澤は「いや、本当に怖かったです。計画していた以上になってしまって、狂気の沙汰でした。でもそれは役者に対しての褒め言葉ですよ?(笑)」と冗談を交えつつ共演者の迫真の演技を賞賛した。

 “共依存”がテーマとなっている本作は、相手に依存してしまったり、また依存されることで自分の価値を見出したりする人々の話しだが、このテーマについて小澤は「本当に身近なテーマなので、誰にでも相手に依存しすぎたり、過剰に依存されることってあると思うし、それに似たようなことは自分もありました。あれ?あるよね、誰にでも。」と登壇者に問いかける一幕も。

 MCに「誰にでも起こることなんですよね?」と意味深に尋ねられると、小澤は「そこ掘り下げます?」とニヤリ。プライベートの一部を垣間見せ、会場も驚きの表情を見せた。それに対し入山も「ありますよね。好きすぎて相手を束縛したくなったり、一人ぼっちになるのが怖かったり。誰にとっても身近な話しだと思います」と、改めて本作のテーマが誰にでも身近で起こり得るものだと述べた。

 最後に登壇者を代表し宮本監督が「この映画を見てくださった方々が、“共依存”という意外と身近にある現象に気づいてくださればいいなと思っています。また、実際に“共依存”に苦しんでいる方々の助けになればいいなと思います」と映画の内容と同じように真摯に締めくくった。


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