もう何回も当欄で取り上げている「未体験ゾーンの映画たち2014」が、勢いよく動員を伸ばしています。今回で3回目ですが、いよいよ本格的にメジャー化してきた様子です。
面白いのに、日本では劇場公開されずにビデオストレートになりそうな作品を集めて一挙公開するこの特集上映。今はヒューマントラストシネマ渋谷で開催されており、シネ・リーブル梅田でも2月から行われます。
年々規模も大きくなっており、上映本数は1年目(2012年)が17本、2年目(2013年)が21本、そして今年はなんと28本と、ハイペースで増加。配給会社が好意的に出品していることが窺えます。
お客さんも年々増えています。渋谷では、1年目は累計で7600人の動員。2年目は1万人。そして今回は、明日の文化通信速報に詳細を掲載していますが、昨日までに約5000人を動員しました。
2年目の1万人は70日間で積み上げたものですが、今年はたった9日間で昨年の半分まで行きました。これは凄い! まだまだ公開を控えている作品もたくさんあり、昨年を大幅に上回る見込みです。
弊社の中でも「観たい作品がいっぱいある」と話す記者がいますが、本当に魅力的なタイトルがずらり。ちなみに、すでに私が観た『ポール・ヴァーホーヴェン/トリック』(上映中)、『チェインド』、『アタック・オブ・ザ50フィート・チアリーダー』は、どれもオススメなので公開された際はぜひ観てみてください。
第1回から注目してきた特集上映ですが、どこまで規模が拡大していくのか、今後も大いに楽しみです。