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渋谷プロ『華魂』“自分の叫びとして撮った”と佐藤寿保監督

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渋谷プロ『華魂』“自分の叫びとして撮った”と佐藤寿保監督

2014年01月21日
『華魂』.JPG


 渋谷プロダクション配給『華魂』の初日舞台挨拶が1月18日(土)、東京の新宿K’s Cinemaで行われ、キャストの桜木梨奈、島村舞花、浅田駿、安部智凛、泊帝、飯島大介、佐藤寿保監督が登壇した。
(写真1列目左から泊帝、桜木、島村、2列目左から飯島、浅田、安部、佐藤監督)

 桜木は「大勢の方に来て頂けて、いいスタートになって、感謝の気持ちで一杯です」、飯島は「現実とシュールが交互している素晴らしい作品です」、佐藤監督は「構想十数年、スタッフはじめ個性豊かなキャスト、血と汗と涙の結晶です。テレビでお目にかかれないような刺激的な映画です」と挨拶。

 演じる上で苦労した点について、桜木は「“いじめ”というとても大きくて深刻なテーマを取り扱っています。瑞希がその瞬間その瞬間に感じたことを感じたままに表現できればと思い、いかにリアルに感じられるかということを思いながらやりました」と述べると、島村は「(いじめやレイプ等)辛い経験をする子なんですけれど、(演じた)桐絵自身は、可愛いらしくて天然で、高校生でツインテールしちゃうような、『絶対いじめられるだろ』みたいな子なので、(いじめシーンやレイプシーンが)ハードだからどうこうではなく、いかに可愛いらしく、ちょっと天然な女の子を演じられるかということに気を付けました」とした。

 浅田は「予告を見て頂けたらわかるんですけれど、人生初めてこんな感じな服装(セーラー服)をしました。友達には批判されたりしたけれど、僕的には似合っているかなと思っているので、よかったらその部分も目に焼き付けて帰ってください」、
 安部は「台本を見た時に『チンポ最高!』という台詞があって、自分と真逆だなと思ったのが非常に印象に残っています。『鉄男』でヒロインを演じられた不二稿京さんが約20年ぶりにスクリーンに復活するということで、大変貴重な映画だと思っています。共演したあるシーンの中で、髪の毛100本位抜かれました。それはどんなシーンかは見てのお楽しみということで!」、
 泊は「雰囲気を出すために、目やにが出て、目が開かなくなる位ベビーオイルを塗りました」、
 飯島は「昨今、おまわりさんにしても先生にしても公務員の方が、あらぬところでこういうこと(生徒へのいじめ、性的行為)をやっていますよね。教育の現場でこういうのがあってはならない。反面教師でやらして頂きました」と、それぞれ語った。

 佐藤監督は、「昨今『構想10年、20年』というのは珍しくない。ただ、十数年前の企画が未だに古びてないからこそ、今だからこそ、この世に突き付けたいという部分がありまして、自分の叫びとして撮りました」と明かした。


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