東宝「踊る大捜査線 THE MOVIE 3～」、全国41ヶ所1万人に生中継

　東宝配給「踊る大捜査線　THE　MOVIE　3　ヤツらを解放せよ!」の初日舞台挨拶が3日、東京のTOHOシネマズ日劇1で行われた。今回の初日舞台挨拶の模様は、上映劇場全国41ヶ所に生中継され、TOHOジネマズ梅田とは相互通信でつながれた。

　初日1回目の上映を鑑賞した観客の興奮冷めやらぬ中、劇場後方扉よりキャストの織田裕二、柳葉敏郎、深津絵里、ユースケ・サンタマリア、伊藤淳史、内田有紀、小泉孝太郎、小栗旬、北村総一郎、小野武彦、斉藤暁、そして脚本の君塚良一、本広克之監督が登場すると大歓声が上がり、もみくちゃにされながら舞台上に登壇した。

　開口一番織田が、「おはようございます!　いかがでしたか?　元気出ました?」と観客に投げかけると、「面白かった!　元気出た!」といった返事が返され、「ここ最近の暗いニュースはもういいというところで、この映画をようやく届けることが出来ました。朝早くから全国1万人も集まってくれて嬉しいです」と挨拶。
　そして、「7年、こんなに経ってしまって、お待たせしてしまって申し訳ありません。和久さん(故いかりや長介)がいなくなって、何も考えられなくなって止まってしまっていたけど、『いつまでそこにいるんだ?』と和久さんに言われたような気がして、オレたちなりに送り出す作品として作ったのがこの作品。その思いが届いたら、どう思ってくれるか…」と感慨深げに語った。


相互通信でつながった梅田の観客の様子

　盛り上げ役のユースケが「オイーッス!」といかりやのお株を奪う挨拶ではじまり、「撮影はあっという間に終わってしまったんですが、今度は『新署長・真下正義の憂鬱』というスピンオフ作品が11月に公開される予定です。さらに伊藤くん、小栗くんと“ブブゼラブラザース”として歌もリリースする予定なので宜しくお願いします!…言うのはタダですから」と場内の爆笑を誘った。

　他の出演者もそれぞれ初日を迎えた想いを語り、MCからの突然のフリで、ユースケは生中継されている故郷大分の観客に向かって、柳葉も秋田の観客に向け、カメラに向かって言葉を投げかけるも、東京には梅田以外の劇場の反応が見えないので、一人芝居のようになり恥をかく一幕も。

　そして、織田が全国1万人の観客に向け、「本当に手作り感満載で、いいチームだからこんなこともやれてしまうのかと、いろんな仲間がかかわり、素敵な作品が出来たことを嬉しく思います。この夏、もっともっとみんなを元気にしていきたい!」と締め括った。