東映配給「孤高のメス」、鏡割りで大ヒット祈願
2010年06月05日
東映配給「孤高のメス」の初日舞台挨拶が5日、丸の内TOEI1で行われ、出演した堤真一、夏川結衣、吉沢悠、中越典子、成島出監督が登壇した。
作品は、ある地方病院を舞台に描かれた医療ヒューマンドラマ。昨年の夏に撮影が行われ、1年近く経った今公開されることについて、成島監督は「この舞台挨拶のチケットの倍率が凄かったそうで、とても嬉しいです。(スタッフ・キャスト)全員で力を合わせて作ってきた作品をようやく皆さんに届けることができて胸がいっぱい」と話し、感無量の面持ちを見せた。
一方、主演の堤は、「映画はだいたい(公開の)1年前に撮影します。クランクアップしてしまえばあとはスタッフに全てを委ねるので、作品として完成するまでは忘れてしまっているんです(笑) キャンペーンが始まれば思い出して、実感として沸いてくるんですけどね。ですから、監督は初日が一番緊張するそうです。役者はクランクインの時が一番緊張しますが、この場は本当に気楽な立場です(笑)」と終始リラックスした表情を浮かべた。
そんな堤だが、作品の仕上がりには大きな自信を見せる。「僕だけでなく、撮影に関わった全ての人にとって、代表作というか…大きな存在として残る作品になったと思います。この撮影が出来たことは奇跡みたいなものだと思うし、役者として、これからの宝物になりました」と胸を張った。
また、舞台挨拶前には、劇場前でキャスト・監督が鏡割りも行い、映画の大ヒットを祈願した。