アスミックA「ソラニン」、撮影時エピソード・想いなどマル秘話を披露
2010年04月03日
(左から浅野、近藤、高良、宮﨑、桐谷、三木監督)
アスミック・エース配給「ソラニン」の初日舞台挨拶が3日、東京の新宿ピカデリーで行われ、三木孝浩監督、原作者の浅野いにお、出演の宮﨑あおい、高良健吾、桐谷健太、近藤洋一(サンボマスター)の6人が登壇した。
映画を観終わり、感動覚めやらない観客に向けて登壇者が挨拶。これまでのイベントでは聞けなかった、撮影時のエピソード、キャスト同士のお互いへの印象・想いなどマル秘話などを披露した。
宮﨑は「初日にお越し頂いて、ありがとうございます。先ほど、私も後ろからちょっとだけ覗いていたのですが、ライブシーンを観て、撮影を思い出し懐かしくなりました。皆さんがどんな思いでご覧になっているのかなとソワソワしながら見ていました」と初日を迎えた感想を語り、高良は「種田を演じるにあたって色々と悩んだんですが、それでも種田を演じることが出来て、色々なことを学べました。この作品に出演できて幸せでした」と挨拶した。
浅野は「漫画が映画化されましたが、これまであまり時間がなかったんです。漫画家はあまり人の前に出ないので、こうして沢山の方の前に出て『えらいこっちゃ』という感じです。連載が終了して5年が経ちますが、こうして作品が残っているのが幸せだと思います。今日はありがとうございました」と想いを語り、三木監督は「素晴らしいキャスト・スタッフと一緒に映画を作ることができて幸せです」と述べた。
「今まで言えなかったけど、今だから言えるマル秘エピソード」では、高良から宮﨑へ「ラストのライブシーンについて」、高良は「その日、自分の出番はなかったのですが、宮﨑さんがクランクアップと聞いて、見に行きたかったので行きました。生で見たライブシーンはすごく感動的で、『種田、(芽衣子さんに“ソラニン”を歌ってもらって)よかったね』と思いました。 芽衣子さん、ビリー、加藤がすごく輝いていて、そこに種田がいない寂しさはありましたが、3人の演奏と歌にすごくグッと来ました。僕は既に亡くなっている設定だったので、宮﨑さんのお芝居の邪魔にならないよう、秘密で行って、バーカウンターの下にずっと隠れていたのですが、見つかっていたようですね」と明かすと、宮﨑は「風の噂で『高良君が来ているらしいよ』と聞きました(笑)。高良君が見に来てくれて嬉しかったですし、逆に私もグッと来ました」と答えた。
そして、最後に宮﨑から「映画を観終わったばかりの皆さんの前での挨拶ということで、まだまっすぐ皆さんの目を見られないのですが、自分の中の嫌いな部分を否定するのではなくて、そういう自分を受け入れて、先に進むきかっけに『ソラニン』がなってくれたらいいなと思います。今日から『ソラニン』が一人で歩き出しますので、皆さん、応援よろしくお願いします」と締め括った。
(C)2010 浅野いにお・小学館/「ソラニン」製作委員会<</html>