アムモ配給「ランニング・オン・エンプティ」、会場に笑い溢れる
2010年02月22日
(左から佐向監督、みひろ、小林、杉山)
アムモ配給の佐向大監督作品『ランニング・オン・エンプティ』の初日舞台挨拶が、池袋シネマ・ロサで2月20日(土)21時よりほぼ満員の観客を前に行なわれた。
舞台挨拶には、主演の小林且弥、みひろ、杉山彦々、そして佐向監督が登壇。佐向監督は「今日は、『人間失格』や『パレード』などの映画も上映しているのに、この作品を選んでくれてありがとうございます。どちらが面白いかいうまでもなく、あっちですね(笑)」と自虐ネタも含め、会場の笑いを取っていた。
主演の小林は「ちょうど1年前にこの映画を撮って、今日この日が迎えられて嬉しい」とのコメント。また撮影中、監督に要求されて困ったことは?との質問には「この映画のタイトルがまさにランニング!なんですけど、とにかく走らされました!バス停からバス停くらいを何度も走らされました!」と強調すると、共演のみひろも「ねー走った。息切れしたもん!」と抗議のように佐向監督にアピールした。
また、田辺というパシリ役をやった杉山は「僕は見ての通り自分とあまり変わらない役なんで演じていてすごく楽珍でした!あと印象に残っていることというか、仕事でパンチラ出来たんでそこが印象に残ってます!」とみひろのパンチラをしたことを告白。みひろがすかさず「見えちゃった?見ちゃった?」と聞くと「はい!」と嬉しそうに答えた。
さらに、男を振り回す女という設定で出演しているみひろは「小悪魔的な女子を演じて楽しかったです。彼氏がいたらかまってほしくてケンカをふっかけてしまう、アザミに自分も共感できます。」と本来の自分と映画の中のアザミが近いことを語った。最後に観客へのメッセージとして「二度見たらここがこうだったんだ!と分かる、癖になる作品なんで、ぜひたくさん観てください!」とリピート応援を頼んだ。
佐向監督からは「変わった映画だと思う人もいると思う。面白かったと思ってくれたら嬉しいが、つまらなかったら、ブログとかには書かないでほしい」と、リアルな御願いをする場面もあり、場内からは笑い声が溢れていた。公開期間中は、週に1度のペースで出演者や監督などを再度招いてトークショーも予定している(
www.roe-movie.com)。