「猿ロック THE MOVIE」、上映前の挨拶で観客の期待が大きく膨らむ
2010年02月27日
(左から渡部、高岡、比嘉、市原、小西、芦名、前田監督)
S・D・P/ショウゲート配給「猿ロック THE MOVIE」が27日より全国公開され、メイン館である新宿バルト9では初日舞台挨拶が行われた。キャストの市原隼人、比嘉愛未、高岡蒼甫、芦名星、渡部豪太、小西真奈美、そして前田哲監督が勢ぞろいした。
同作品は、累計450万部突破の人気コミック、そして2009年7月にドラマ化されて大きな話題を呼んだ「猿ロック」、待望の劇場版。映画は、謎の美女(比嘉)と、一つのトランクをめぐるトラブルアクションエンターテイメント。
市原は「映画は見た人のモノになる。皆さんなりに感じ取って、持って帰ってください」、前田監督は「アクションを売りにしているが、俳優たちの芝居も素晴らしい。テレビから1年以上、この作品に関わってきて、今回(観客の)皆さんに届けることができて幸せです」などと述べた。本編上映前の舞台挨拶だったこともあり、観客は大きく期待を膨らませた。客席は20代、30代の若い女性を中心に、幼児や男性の一人客なども見られた。
当日は、本作を表す言葉を、登壇者がそれぞれ事前に用意し、壇上で披露した。
(左から渡部、高岡、比嘉、市原、小西、芦名、前田監督)
“変”と表現した高岡は「変とは、変化のこと。変わったものは、僕が演じた山田が警官から刑事になったこと。それから、髪の分け方が8:2から7:3に。それに、新キャスト。変わっていないのは、メガネです」と述べ、会場を沸かせた。
一方で、小西は“ギリギリのライン”と発表し、「どこまでが正義で、どこからが悪か。一見、悪に見えても、本人は信念を持ち、正義だと思って行動していることもある」、また、“たいせつなもの”とフリップに書いた前田監督は、「大切なものは、心じゃないと見えない」と語るなど、この映画の本質に迫る発言となった。
最後に、客席をバックにフォトセッションタイムに突入。市原の掛け声を合図に、登壇者と客席が「猿ロック THE MOVIE」と叫んで、会場は一体化した。