東宝配給「ウルルの森の物語」、ウルルと一緒にクリスマスな舞台挨拶
2009年12月19日
(写真左から桑代、船越、ウルル、北村、深田、濱口、長沼監督)
東宝配給「ウルルの森の物語」の初日舞台挨拶が19日、東京のTOHOシネマズ有楽座で行われ、出演の船越英一郎、深田恭子、濱口優(よゐこ)、桑代貴明(子役)、北村沙羅(子役)、長沼誠監督、そしてウルフドッグのウルルとドッグトレーナーの宮忠臣さんが登壇した。
舞台にはクリスマスツリーが飾られ、桑代と北村、ウルルはサンタの衣裳で登壇、クリスマスの雰囲気の中、観客にそれぞれ挨拶した。
長沼監督は、「ガラガラだったらどうしようかと思いましたが、こんなに沢山の方に来て頂いて嬉しい。映画初監督でしたが、スタッフ・キャストの皆さんにあたたかく、助けてもらって、撮影は非常に順調に進み楽しかったです。ウルルもとても賢い子で、思い通りの演技をしてくれた」と感想を述べた。
07年に大ヒットした「マリと子犬の物語」のスタッフ・キャストが再び集結した本作。「マリ~」に続いて主演を務めた船越は、「全身全霊を賭けてこの作品を作り上げました。『マリ~』を超えるのは奇跡に近いと思っていましたが、この“家族”と奇跡を起こせたことが出来ていたでしょうか!?」と観客に問いかけると大きな拍手に包まれた。
深田は、「2年前に『マリ~』を観てからずっと動物とお仕事するのが夢でした。本当に家族のようなみんなと毎日過ごしながら作り上げた作品なので、今日を楽しみにしていました。家族愛、動物との絆を感じてもらえる作品です」とアピール。
最後に、ウルルを除く登壇者からクリスマスプレゼントのウルルぬいぐるみが客席に投げ込まれ、プレゼント欲しさに泣いてしまった女の子も(見事キャッチ!)。撮影時よりもさらに大きく成長したウルルは終始お利口にしていた。
「この映画には沢山のメッセージが込められています。一度だけでは全部を受け止められないかもしれないので、まわりの方と何度も劇場に足を運んでもらい、一つ一つを受け止めてもらいたい。これから生きていく上で、苦しい時もあるかもしれないが、この宝石箱のような作品から元気をもらえるはずです」と船越が締めくくった。