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「SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」“スクリーンを凝視して”と入江監督

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「SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」“スクリーンを凝視して”と入江監督

2012年04月16日

 入江悠監督による、自主映画ながら異例のヒットを続ける「SR サイタマノラッパー」シリーズの最新作「SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者」(配給:SPPOTTED PRODUCTIONS)が4月14日、渋谷のシネクイントで公開され、入江悠監督、出演の奥野瑛太、水澤紳吾、音楽の岩崎太整、ラップ監修の上鈴木伯周&上鈴木タカヒロ(ラップ監修)が舞台挨拶を行った。

 あいにくの雨にもかかわらず、満席となった場内は舞台挨拶前からものすごい熱気で、今か今かと待ちわびた様子。登壇者が呼び込まれると大きな歓声とともに拍手が起こり、挨拶中も客席との掛け合いを行うなど大盛り上がりの舞台挨拶となった。

 あくまでも自主映画というスタイルを崩さない本作らしく、初日舞台意挨拶の壇上に上がったのは監督、主要キャスト以下、ヘアメイク、助監督といった裏方、果ては公式ブログの担当者まで関わったスタッフ総勢24名。その全員が、立ち見客を含め300名超の満員の客席に向けて謝辞を述べた。

 初回の舞台挨拶は、シリーズ三部作を通して出演するMC TOM役の水澤紳吾が感極まって言葉に詰まり、「感無量です」と一言絞り出したかと思えば、本作で主演のMC MIGHTYを演じた奥野瑛太が「不甲斐ない主役であること、不甲斐ない自分であることを撮影中は痛感し続けていました」と苦労を語り、大粒の涙を流すなど、感動的な舞台挨拶となった。

 対して、2回目の上映前に行われた舞台挨拶では、MC NO SOUND役で映画初出演を果たしたラッパー、回鍋肉(ホイコーロー)が映画の成功を願うフリースタイルラップを披露し、会場を大いに盛り上げた。

 本作は、東京と栃木を舞台に、ひとりの男の転落と、その生き様を骨太に描くもの。過去2作を通じ、自主映画として数々の伝説を築いてきた本シリーズの、集大成となる作品。

●入江悠監督の話 人生で初めて、舞台挨拶でうるっときました。壇上にいるスタッフだけでなく、この作品には関わってくれた数百人のスタッフ、2000人を超えるエキストラの方々すべての思いが詰まっています。映画を楽しんでくださいとはいいません。スクリーンを凝視してください。

「SR3」初日舞台挨拶.jpg




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