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東宝「ゼロの焦点」、広末涼子、木村多江と撮影の苦労話を明かす

THE 初日舞台挨拶!

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東宝「ゼロの焦点」、広末涼子、木村多江と撮影の苦労話を明かす

2009年11月14日

(左から犬童監督、木村、広末、中谷、西島)

 東宝配給「ゼロの焦点」の初日舞台挨拶が11月14日、TOHOジネマズ日劇で行われ、出演の広末涼子、中谷美紀、木村多江、西島秀俊、犬童一心監督が満員の劇場後方扉から登場し、舞台へ登壇すると大きな歓声が飛んだ。

 松本清張生誕100年記念作品となる本作(131分)。最初に犬童監督が、「この日劇で、満員で初日を迎えられて嬉しい。約1年半前から脚本にとりかかり、松本清張さんにも多分満足してもらえる作品になったと思う。撮影中は、俳優の皆さんが素晴らしい演技をしてくれたのでずっと幸せでした」と挨拶。

 広末は、「映画が出来上がるまでには、本当に沢山の方々が命がけで作り上げているのですが、今回のこの作品は、特にスケジュールや天候が厳しく、辛い現場で、今までで一番濃密な時間を過ごしました。でも、その甲斐もあって完成度の高い作品に関われたことを幸せに思います。自分の中でも思い出に残る作品になりました」と述べた。

 広末のコメントに聞き入っていた中谷は「言いたいことは全て広末さんが言ってくれました」とし、木村は「私たちの想いを受けとって、沢山の人に伝えて欲しい」と訴え、西島も「犬童監督、そしてこの3人の素晴らしい女優さんたちと仕事が出来たことは、ボクにとって素晴らしい経験になった」と述べた。

 MCから今だから言える辛かった、思い出に残っているエピソードを聞かれると、広末は「撮影初日から中谷さんとの“痛い”ラストシーンを撮ったり、西島さんとも初日から初対面なのに入浴シーンを撮ったりと、人として大変でした・・・(笑)」と明かし、

 中谷は「犬童監督は、亡くなられた青島幸男さんや森繁久彌さんも出演された『死に花』という作品で、朝の3時まで粘られたという“悪名”高い監督なので、私たちも朝の8時まで(演技で)“泣いて”いるのは当然だと思って頑張りました(笑)」と言うと、

 木村も「撮影がいつ終わるのか、先が見えない恐怖と、いつまで“泣き”続けられるのかという思いでした(笑)。でも、美紀ちゃんと化学反応し合いながらお芝居出来たのは凄いこと。大変だったけどいい経験になりました」と感慨深げだった。

 しかし、そんな役者陣をよそに犬童監督は「皆は大変だったようだけど、ボクは生で彼らの演技が見られたので、楽しんでいました(笑)」と“大物監督”ぶりを発揮していた。

 最後に、広末が「世代や時代を超えた最高のミステリーだと思います。人間ドラマを堪能して欲しいです」と締め括り、作品のイメージカラーに因んで、特製の赤いクリスマスツリーに広末が0(ゼロ)オーナメントを飾り付け、ハート型プレートを持った観客をバックにフォトセッションを行った。







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