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松竹「カムイ外伝」、崔監督・松ケンと全国27劇場を回る舞台挨拶を敢行

THE 初日舞台挨拶!

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松竹「カムイ外伝」、崔監督・松ケンと全国27劇場を回る舞台挨拶を敢行

2009年09月23日

(C)2009 「カムイ外伝」製作委員会

 9月19日より公開中の松竹配給「カムイ外伝」の全国キャンペーンのため、公開初日から主演の松山ケンイチ(写真右)と崔洋一監督(写真左)が、シルバーウィークの5連休で全国27劇場を回り舞台挨拶を行ってきたが、9月23日、そのゴール地点の新宿ピカデリーにて、最終回となる31回目の舞台挨拶を行った。

 崔監督が、「今回のキャンペーンが疾風怒濤だったのは間違いないですね。因みに、今回の総移動距離は5302キロメートルだそうですが、これは東京からシンガポール間の距離とほぼ同じだそうです。ケンイチの実家までの距離はどれくらい?」と投げると、

 松山は、「本当に凄いスピードでしたよね。僕は青森なので750キロメートルくらいですかね。だから東京と青森を3往復半するくらいの距離だったんですね。車で青森に帰省したことがありますが、辛かったです(笑)」と返した。

 崔監督は、「頑張って行きました! でも、人の力って本当に凄いですね。今日もすごい熱気ですが、今回はたくさんの方から勇気をもらいました。途中で体が辛くなった時もあったんですが、皆さんからもらったエネルギーのおかげで乗り切れました」とすると、松山は、「どこの劇場でも本当に温かく迎え入れてくれましたよね。舞台挨拶する度に元気をもらいました」と感想を述べた。

 最後に2人からファンへメッセージが送られ、崔監督は「いよいよ東京に帰ってきましたが、『カムイ外伝』は、まだ始まったばかりです。今日でキャンペーンは終了になりますが、この旅はまだまだ終わらせてはならないと思ってます。トロント映画祭では、ある若い青年から『カムイが強い存在なのはよく分かったが、あの後、カムイはどうなるんですか?』という質問を受けました。それに対して私はシンプルに『2部を観てくれ』とだけ答えました」と明かし、会場から盛大な拍手が起きた。

 松山は、「この舞台挨拶が31回目になりますが、本当に沢山の方が『カムイ外伝』に興味を持ってくれたようで、劇場で男も女も、年配の方も若い方も、沢山の方に出会えました。それだけこの作品のテーマは普遍的なのだと思いますし、40年以上前の原作が今映画化されたことに意味があるのだと思います。僕にとっても必要なものになりました。これは僕自身が思っていることですが、映画は教育だとも思ってます。自分の周りには学ぶべきことがたくさんありますし、流されそうな時もありますが、皆さんにも『自分が何を欲しているか』ということを芯に持っていてもらえればと思います。今日は本当にありがとうございました」と挨拶していると、

 感極まった崔監督が涙を流し、最後には二人でガッチリ抱き合い感動的なフィナーレを迎えた。

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