ギャガ「山形スクリーム」、竹中監督ら初日に絶叫!

　
　ギャガ・コミュニケーションズ配給「山形スクリーム」の初日舞台挨拶が8月1日、東京の新宿ミラノ2で行われ、竹中直人監督、出演の成海璃子(写真上右)、沢村一樹(写真上左)、AKIRA、マイコ、桐谷美玲、紗綾、波瑠の8人が登壇した。

　本作は、落ち武者と女子高生たちのバトルを描いた、竹中ワールド全開のホラー・コメディ。初日一回目の上映を鑑賞し終わり、興奮も冷めやらぬ満席の会場に竹中監督以下が登場すると、会場からは大きな歓声が跳んだ。中でもEXILEメンバーのAKIRAへの黄色い完成がひと際目立った。

　竹中監督は開口一番、「皆さ～ん、楽しかったですか～!?」と客席に向かって投げかけ、客席からは「最高～!」との返しがあり、「いつか撮りたいと思っていたホラー・コメディを満を持して、最高のキャストで取ることが出来た」と納得の作品に仕上がったことを“強弱”をつけた得意の話術で話し、成海も「撮っている時はどういう作品になるか考えなかったけど、凄く愛のある作品に仕上がっていて少し嬉しかった」と作品を評し、「主演女優にそんな風に言われるなんて最高のご褒美だ」とご満悦だった。

　一方、沢村は「ボクの根っこになるマジメな部分を竹中監督には引き出してもらった。夏の暑い中、宙吊りにされたり大変で、丁度お腹の具合がお祭り中だったので、“伝説”を作ってやろうかと思った」と撮影時にの裏話を明かし、会場の笑いを誘った。

　AKIRAも「EXILEとは違う部分を役を通して引き出せて楽しかった。撮影現場も竹中ワールドで、ノリとテンションを大事にどんどん撮っていった。見所はどこと決められない映画で、ポイントは沢山ある竹中ワールドが詰った作品」と、劇中の山形弁を織り交ぜながら語り、ファンから喝采を浴びていた。

　成海と女子高生役を演じた桐谷(写真右)、紗綾、波瑠もそれぞれ女子高の合宿のようだったと撮影時のエピソードなどを語り、紗綾はホラー作品にありがちな心霊体験も撮影中のホテルで経験したと明かした。

　そして、竹中監督は改めて「自分は映画はキャスティングだと思っているので、100%、究極のキャスティングが出来た。みんな良く出演してくれました。良かった良かった～!」と、独特のしゃべりで会場を盛り上げた。

　最後に、「山形スクリーム」うちわを持った観客をバックにフォトセッションが
行われ、竹中監督と出演者たちは絶叫の表情で撮影に応じた。