アスミックA「重力ピエロ」、一堂に会し強引な舞台挨拶!?
2009年05月23日
アスミック・エース配給「重力ピエロ」の初日舞台挨拶が5月23日(土)、東京の新宿バルト9・シアター9で行われ、森淳一監督、企画・脚本の相沢友子、出演の加瀬亮、岡田将生、小日向文世、鈴木京香、吉高由里子、岡田義徳が一堂に会し、登壇した。
新型インフルエンザの影響などものともせず、初日一回目を鑑賞した満席の観客前にスタッフ・キャストが現れると大きな歓声があがり、作品への満足度の高さを伺わせた。宮城の先行公開大ヒット、原作119万部のミリオン突破で勢いを増し、前売券の売れ行きも絶好調で全国公開にも期待がかかる本作。
まず、加瀬の「豚インフルエンザが流行っている中、朝早くから命がけで来てくれてありがとうございます!」と掴みの挨拶から始まり、鈴木が「とにかくこんな素敵な家族の一員として、この作品に参加出来て光栄です。皆さんも同じ気持ちを感じてもらえたのではないでしょうか」として、作品への思い入れをアピールした。
一方、相沢は「企画を立ち上げてから長いこと、今日という日を楽しみにしていました。皆さんと初日を迎えられて嬉しい!」とし、森監督も「こんなに沢山の方々に来てもらえて嬉しい。この作品を見て何かを感じてもらえたら、明日、何か行動を起こして欲しい!」と呼び掛けた。
舞台上では、緊張してか言葉がうまく出てこない岡田が、先輩の加瀬に助けを求めたり、撮影現場での「吉高の演技が全くわからなくて新鮮だった。予測する範囲を軽々と越えてくる」と加瀬が絶賛(?)したかと思えば、吉高も「加瀬さんのストイックぶりには驚きました。一緒に全力疾走する場面で、まったく手加減してくれないんです」と応酬して、チームの雰囲気の良さを感じさせた。
さらに、小日向にいたっては「ボクは劇中ズラを被っていました。え? わかっていたかな?」とトボケて見せ、「現場でバレなかったから、きっとこの作品は“化ける”と思った」と上手くまとめ、会場の爆笑を誘った。
そして最後に、加瀬が代表して、「物凄い強引な舞台挨拶でしたけど(笑)、何かを感じてもらえたら、この映画が広がっていくように力を貸して欲しい」と締め括り、「祝大ヒット!重力ピエロ感動を全国へ!」と書かれたパネルを登壇者が手に持ってフォトセッションを行った。