6月11日(土)より丸の内TOEI(2)ほか全国282館で公開された東映配給「ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦」が、土・日2日間で動員24万9007人・興収2億8861万0400円の成績をあげた。
作品はスーパー戦隊35作記念作で、従来よりも幅広い客層を取り込み、2日間の興行成績としては今年1月22日公開の前作「天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー」(興収3億6千万円)対比で253・2%と、最終興収10億円を見込む絶好調なスタートとなった。
同作の“スーパー戦隊シリーズ”はテレビシリーズとしてスタート。1980年代には「パワーレンジャー」が20世紀FOXよりアメリカで映画化されたり、FOXチャンネル、ディズニーチャンネルでテレビシリーズ化されたりした人気シリーズ。今回のスーパー戦隊は毎年8月公開の平成仮面ライダーの併映作品として公開されている他、東映ビデオよりオリジナルDVDが年1タイトルづつ製作・リリースされてきた。
1本立の劇場公開が始まったのは09年1月24日公開の「劇場版 炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー」より。前年の12月上旬、リーマンショックにより当初決定していたある受託配給の日本映画が完成せず、公開延期となったため急遽、DVDオリジナルとして完成していた同作品の劇場公開が決まったものだ。興行成績は、第1弾が3億2千万円、第2弾(「スーパー戦隊祭 侍戦隊シンケンジャーVSゴーオンジャー銀幕BANG!!」)が4億7千万円と1作ごとに興行成績を伸ばしている。今回は35作記念として、ゴレンジャーからこれまでの歴代ヒーロー199隊が総出演する作品で、スーパーヒーローたちの活躍がファンから熱い支持を受けたものだ。
(代表取締役社長:指田 洋)