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東宝「岳―ガク―」、“生きるパワー伝わって欲しい”と小栗旬

THE 初日舞台挨拶!

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東宝「岳―ガク―」、“生きるパワー伝わって欲しい”と小栗旬

2011年05月07日

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 東宝配給「岳―ガク―」の初日舞台挨拶が7日、東京のTOHOシネマズ日劇2で行われた。上映後、自然と観客から拍手が沸き起こり、感動冷めやらぬ中、キャストの小栗旬、長澤まさみ、佐々木蔵之介、石田卓也、渡部篤郎、そして片山修監督が登壇。

 作品は、名峰が並び立つ日本アルプスを舞台にした、山岳救助ボランティアの主人公・島崎三歩と仲間たちが繰り広げる感動の人間賛歌。石塚真一による人気コミックが原作(小学館ビッグコミックオリジナル連載)。

 三歩を演じた小栗は「映画館で、でっかいスクリーンで見て欲しい、そんな山の映画が出来上がったと思う」とし、ヒロインの新人女性救助隊員・久美を演じた長澤は「TVとかでたくさん番宣をしてきましたが、やっと皆さんに『岳』を届けられて嬉しい」と初日を迎えた喜びを語った。

 片山監督も、「撮影からちょうど1年、完成から5ヵ月で、やっとこの日を迎えることが出来た。3ヵ月くらいみんなで山に籠って撮った作品なので、良かったと思った人はどんどん周りの人にススメてもらって、“ガクファミリー”を増やしていって欲しい」とアピール。

P1160825.JPG 役作りについて聞かれた小栗は、「林間学校か遠足以来の登山で、撮影前に山やクライミング・スポットなどで山岳訓練をした。いろいろと危険な、怖い所にも行ったけど、最初に監督と登った八ヶ岳の硫黄岳では、吹雪で前後が見えなくなるほど凄かった」などとトレーニングと撮影の大変さを明かした。

 一方、長澤は「役作りというよりは、久美と同じように山を知ることで成長していった…」とすると、小栗が「ケガをした軽装の登山者を救助するシーンの日のまさみちゃんは怖かった。あんなまさみちゃんは初めて見た(笑)」とツッコミを入れ、長澤は「だって軽装で来るからいけないんです!」とご機嫌ナナメだった(?)理由を述べ、ヘリコプターで救助するシーンで、長時間の飛行に同乗の石田が弱音を吐いた中、ギブアップしないなどのエピソードを明かされ、役柄同様の負けん気の強さをのぞかせた。

 救助隊隊長を演じた佐々木は、「僕はそんなに登ってないんですが(笑)、撮影中、小栗くんがどんどん“山ザル”のようになっていってさすがだった」と役作りを絶賛。渡部は「役作りのために日焼けサロンに行って、いかに(ヘリコプターを)運転しているように見せるか大変だった」と明かし笑わせた。

 最後に、片山監督が「山の景色もそうですが、そこに出てくる人間のドラマ、心と心の通い合いが原作の魅力」と語り、小栗は「スタッフ、キャストが命がけで作った作品だったので、自分たちがちゃんと山に向き合ったものが出て、生きる勇気が伝わっていくのではないかと思う。いま、僕たちに社会的に何か凄いことが出来るかはわからないけど、こういう作品で生きるパワーみたいなものが伝わって欲しい」と締め括った。



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