東宝「GANTZ」、“一つの作品につなげて欲しい”と二宮和也
2011年04月23日
東宝配給「GANTZ PERFECT ANSWER」の初日舞台挨拶が23日、東京の日比谷スカラ座で行われ、キャストの二宮和也、松山ケンイチ、吉高由里子、本郷奏多、伊藤歩、田口トモロヲ、綾野剛、山田孝之、そして佐藤信介監督が、上映1回目を鑑賞し興奮冷めやらぬ観客の前に登場すると大歓声が飛んだ。
撮影開始から公開まで約1年半という長期にわたった作品のパート2初日を迎えられたことに二宮、松山が喜びと感謝を述べると、続く吉高が観客に「どうでしたか、最後? 見終わったばかりなので感想出ないですよね、私もそうでした。これで本当にサヨナラです」などと“吉高ワールド”を展開し、会場を和ませた。
さらに二宮、松山がお互いにまた共演したいと述べるなど、共演者たちの仲の良さを伺わせ、吉高もこの作品に参加した感想を求められると、「主演の2人(二宮、松山)がこんなに仲がいいので、微笑ましいですよね」とし、「感想はお任せします」と二宮に無茶ぶり。すると二宮が吉高にかわって見事に感想を述べ、観客の爆笑を誘った。
一方、本郷は出演者ながら大のGANTZファンということで、パート1&2合わせて合計“8GANTZ”(8回)見ていることを明かし、パート2では大活躍の田口はパート1でほとんど活躍していなかった為に“ギャラ泥棒”と言われたので、「自分は“ゼロGANTZ”だった」と続くと、同じく原作の大ファンである山田も「本郷くんほどの“ガンツァー”ではない。僕もパート1では傘を持っていただけ…」と、息のあったところをを見せた。
佐藤監督は、「パート1、パート2と一緒に撮った作品。自分でもどっから撮ったかわからないほど、全てゴッチャに一気に撮り上げているので、それを一貫性をもって演じてくれ、ちゃんとつながっているので、スタッフはもちろん、キャストの方たちは素晴らしい。本当にお疲れ様、改めてありがとうと言いたい。パート1だけでは作品の半分だけという気持ちだったので、今日やっと全てを見てもらえて嬉しい」と喜びを語った。
最後に、松山は「こういうエンタテインメント作品ですが、この作品の熱を沢山の人に広げていって欲しい。多くの人に見てもらえたら、自分たちがやってきたことの意味も強まる。本当にいい映画なので、これからも頑張ります」と述べ、二宮は「この作品は本当に凄く魅力的な作品。いろんな側面があって飽きさせないと思う。パート1と照らし合わせ、リンクさせながら一つの作品につなげて欲しい」と締め括った。