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フレッシュハーツ『クロスロード』製作会見

【FREE】フレッシュハーツ『クロスロード』製作会見

2015年01月27日
左よりすずき監督、渡辺、黒木、アローディア 左よりすずき監督、渡辺、黒木、アローディア

 青年海外協力隊を題材とした『クロスロード』(製作/配給・フレッシュハーツ)の製作発表記者会見が26日(月)、東京・青山ダイヤモンドホールで行われた。会見には主演の黒木啓司(EXILE)、渡辺大、フィリピン人で世界一有名なコスプレイヤーのアローディア、すずきじゅんいち監督(『マリリンに逢いたい』『秋桜』)が登場し作品についての意気込みを、それぞれ語った。

 同作は、昨年度に青年海外協力隊創設50周年記念映画シナリオコンテストを実施し大賞に選ばれた佐藤あい子の作品を基に、福間正浩(『闇金ウシジマくん』『映画 ひみつのアッコちゃん』)が脚本監修・脚本を務める。なお、すずき監督と福間は共に青年海外協力隊を経験している。内容は、主人公沢田樹を中心にそれぞれが現地の人や仲間との交流を通して成長していく物語で、「2005年・マニラ」「2015年・岩手」と時間・時空が交差する構成。舞台は岩手県大槌町吉里吉里国や通称 “天国への階段” で知られるフィリピン/コルディリェーラ棚田群。その他の出演はTAO、長塚京三ら。後援はJICA。製作委員会は青年海外協力協会、フレッシュハーツ。また、同作で黒木啓司は初の映画主演。撮影は今年4月にフィリピンでクランクインし、11月に全国ロードショー予定。

すずき監督
 10年近くドキュメンタリー作品ばかり撮っていた為、久しぶりの劇映画。協力隊に真面目で堅苦しいイメージを持つ人が多いと思うが、実は自然体の人たちの集まり。彼らが寒いところ、暑いところへ行くのは義務感からではなく純粋に楽しかったり面白いという気持ちから行動している人たちが多い。協力隊が真面目で形式張った人たちの集まりではないことを言っておきたい。

黒木啓司
 協力隊OBの監督に多くの話を聞いて役に活かしていきたい。沢田は等身大で演じられる役なのではないかと思う。しっかりと気持ちをぶつけていきたい。また、EXILEでは実際に震災の際に仙台でボランティアをした。経験から感じたことが今回の役に繋がるようにしたい。

渡辺大
 僕の演じる羽村和也は、理念が先立っているがその先に答えを見つけられていないという人物。その点では自分と似ている。今回初めてマカオに行って芝居をしながら様々なことを学ぶだろう。初めてという気持ちを大事にしたい。役を掴む為に精一杯悩みながら、良い作品にしたい。

アローディア
  初の日本映画出演。日本とフィリピンの関係がより親密になることを願って出演させて頂いた。本作を通して協力隊とフィリピンを沢山の人に知ってもらいたい。                 

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。