ロングライド配給『フォックスキャッチャー』(提供/KADOKAWA、ロングライド)のトークイベントが21日(水)に東京・味の素ナショナルトレーニングセンターで行われ、レスリングの吉田沙保里選手と栄和人強化委員長が登場し、作品についてそれぞれ感想を話した。
▽吉田沙保里 選手の心の動きがとてもリアルに映し出されていた。内容も衝撃的な映画。本当の経験者の様に耳を巻いたり、未経験者だと右から入るタックルを左から入る等、本格的に作り込まれている作品だと思った。
▽栄和人 僕は射殺されたデイヴ・シュルツを知っていたし、同じ世界大会に出場したこともある。当時は信じられない事件だった。あれ程偉大なレスラーが亡くなったことはアメリカやレスリング界にとっても大きな損失だ。映画化することで世に知ってもらうことは必要だと思う。
同作は、96年デュポン社創業者一族の御曹司がレスリングの金メダリストを射殺した実際の事件をベネット・ミラー監督(『カポーティ』『マネーボール』)が映画化したもの。出演はスティーブ・カレル、チャニング・テイタム、マーク・ラファロほか。2月14日(土)より新宿ピカデリーほかで全国公開。